「Sleipnir 3.0」の新機能公表、FenrirFSと連携してお気に入りをラベル管理


 フェンリル株式会社は18日、同社が開発を進めているウェブブラウザーの次期バージョン「Sleipnir 3.0」の特徴や搭載予定の機能を公表するとともに、特設ページ「Next Sleipnir」を開設し、「Sleipnir Gecko Preview Ver.」を公開した。

フェンリルが公開した「Sleipnir 3.0」のスクリーンショット(開発中のもの、変更される可能性あり)

 Sleipnir 3.0では、複数のタブをまとめることができる「タブグループ」機能を搭載。検索結果も、検索結果グループとして自動でまとめられる。また、いつも開いておきたいタブは「ピンタブ」として常に小さく表示できるとしている。

 同社が開発・提供しているファイル管理ソフト「FenrirFS」と連携して、お気に入りをラベルで管理できるようにする。1つのお気に入りに複数のラベルを設定しておけるなど、「Sleipnir 3.0では、お気に入りの管理が劇的に楽になる」としている。

お気に入りのラベル管理機能

 さらに、Geckoエンジンへの本格対応を行うという。高速にチューンナップしたGeckoエンジンを独自に搭載し、Sleipnir用のプラグインと同時に、Firefox用のアドオンを利用できるようにする。一度Geckoに切り替えたサイトは自動で記憶しておけるなど、2つのエンジンを違和感なく使い分けられるとしている。

 特設ページでダウンロード提供を開始したSleipnir Gecko Preview Ver.は、Geckoエンジンへの本格対応を事前に体験してもらうためのもの。メインのレンダリングエンジンとしてGeckoを搭載しており、Firefoxのアドオンの多くが利用可能だとしている。なお、対応OSはWindows XP以降で、開発中のバージョンのため利用には注意が必要。

 フェンリルによると、Sleipnir 3.0ではこのほかにも数々の機能を搭載する予定。間もなくベータ版をリリースする予定だとしている。


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(永沢 茂)

2010/10/18 15:13