経産省、電力使用状況アプリのまとめ作業に着手、WikiやTogetter活用

Chromeエクステンションも登場


 東京電力管内エリアにおける1時間ごとの電力使用状況を表示する非公式の「電力使用状況アプリ」が続々と登場していることを受け、経済産業省情報プロジェクト室は24日、それらの情報をまとめる作業を開始した。

 プロジェクト室の公式Twitterアカウント(@openmeti)において、アプリを作成したら同アカウントまでつぶやいて教えてほしいと呼び掛け、「優れたアプリは国でも取り上げていきたいと思います」と述べている。

 「東北関東大震(東北地方太平洋沖地震)@ウィキ」内に「電力使用状況アプリ」の見出しを作成し、アプリなどをリストアップ。情報の追加・編集を呼び掛けている。

竹岡義樹氏が開発したGoogle Chromeエクステンション「東京電力の電力使用状況」

 18時30分現在、電力使用量率メーターをトップページに表示しているYahoo! JAPANをはじめ、電力使用量をつぶやくbotとして「電力Watch(β)」(@watch_power)、「東電の使用状況」(@denden_bot)、「Save Energy」(@save_energy_jp)、電力使用状況をGoogle Chrome上に表示するエクステンション「東京電力の電力使用状況」、Mac用アプリ「TepcoMeter for Mac」が紹介されている。

 また、多くの情報が寄せられたとして、それらを「電力アプリについて頂いたご連絡」としてTogetterにまとめている。

 なお、電力使用状況のデータは22日の提供開始当初、グラフの画像としてのみ公開されていたため、そのグラフ画像から数値を読み取るAPIがあちこちで開発されていた。しかし、24日からはCSV形式で数値データとしても提供を開始したため、同プロジェクト室では「正確性を期すために、できるだけCSVからの数値読み取りに切り替えていただけると幸いです」としている。


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(永沢 茂)

2011/3/24 19:29