電子出版ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」日本で提供開始
アドビシステムズ株式会社は15日、電子出版ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite 」について、日本での提供を開始したと発表した。
アドビシステムズのDTPソフト「InDesign CS5.5/CS5」と統合されており、InDesignで作成した出版物データにインタラクティブ機能を追加した上で、電子書籍やデジタルマガジンとして発行・販売できる。タブレット端末やデスクトップ用のビューアーや、制作した電子出版ファイルの管理、配信、決済、効果測定などのサービスも含まれている。
アドビシステムズによると、Adobe Digital Publishing Suiteの2010年10月の発表後、すでに世界で600以上のタイトルが同ソリューションを使って発行されているという。日本でも出版社などを対象にプレリリースプログラムが提供されていたが、今回、本格提供が開始されたかたち。
提供を開始したのは、標準的なエディションとなる「プロフェッショナル版」。参考価格は、プラットフォーム利用費が年間60万円、サービス費用が年間発行予定部数に応じて2万5000ダウンロードまでで62万5000円、25万ダウンロードまでで425万円、50万ダウンロードまでで700万円(いずれも税別)。
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(永沢 茂)
2011/9/16 11:14
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