Google+、各サークルからのアップデート表示をボリューム調整できる新機能


 米Googleは19日、「Google+」のメジャーアップデートを発表した。数日中に全ユーザーに対して公開する。

 発表された新機能は、サークルボリュームスライダー、「Google+ページ」管理機能の強化、写真表示機能の強化となっている。

 サークルボリュームスライダーは、友人のアップデートの表示頻度を変更できる機能だ。というのは、サークルによるアップデートの表示量は参加者によって異なる。自分が必ずしもたくさん読みたくないアップデートを読まされてしまい、そのために大切な友人からのアップデートを見逃してしまうとがっかりしてしまうだろう。

 サークルボリュームスライダーは、グラフィックイコライザーのようなコントロール画面で、どのサークルからのアップデートを優先表示するか自分で決められる。これによってGoogle+のストリームを自分用にカスタマイズでき、大事なアップデートを見逃さずに済むことを目指している。

 さらに通知機能が改良され、概要表示がわかりやすくなった。通知を見るだけで、コンテンツを実際に見に行かなくても、その場で内容がおおまかにつかめるようになっている。また、最後にチェックしてから受理した「+1」と共有数を表示できるようになった。

 Google+ページは、多くの企業やブランドによって利用され始めているが、今回の改良によってGoogle+ページの管理者を50人まで追加できるようになった。管理者が通知状況のモニターや返信作業をわかりやすく行えるようになっている。ページを「+1」またはサークルに追加したユーザー数を表示できるようになったため、一目で状況を見られる。

 写真関連機能については、Google+はもともと定評があったが、さらに改良された。写真をほぼフルページに表示し、写真を中心にしてコメントを小さく見られる機能や、集合写真に写っている友人のタグ付け機能の改良など、写真好きのユーザーにとって魅力的なユーザーインターフェイスの改良となっている。

 Googleでは、この改良をホリデーシーズンに間に合うように行ったことを強調している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/12/20 10:56