Google、検索エンジンのガイドライン違反となる「誘導ページ」を解説


 グーグル株式会社は16日、ウェブマスター向けの公式ブログで、Googleのガイドライン違反となる誘導ページ(ドアウェイ)について、具体的な例を挙げて解説した。

 誘導ページとは、ユーザーを特定のサイトに誘導したり、資料請求などをさせたりすることだけを目的に作られた、ユーザーに独自の価値を提供していないページ群のことを指している。

 誘導ページの具体例としては、「英会話をはじめてみました」「すごい英語勉強法を見つけちゃいました」といったタイトルで、特定の英語教材に対する短い文章とサイトへのリンクが張られているような、品質の低いコンテンツに特定のサイトへのリンクを追加しただけのブログを複数作り、ユーザーを誘導しているケースが挙げられている。

 また、別の例としては、「東京都渋谷区の○○○修理なら××××へ!」「東京都千代田区の○○○修理なら××××へ!」といった形で、地名以外ほぼ同一の誘導ページを大量に生成しているケースを紹介しており、こうした検索エンジンからユーザーを誘導するためだけに作られたページは、ガイドライン違反として対応する場合があると注意を促している。

 Googleでは、ウェブマスター向けガイドラインに違反するページについては、インデックスから削除したり、検索結果に表示しないといった対策を行なっている。自身が管理するサイトに該当するようなページがあるかが気になるウェブマスターに対しては、「検索エンジンがなかったとしても、そのようなページを作ったかどうか、考えてみてください」と説明している。

特定サイトへのリンクを追加しただけのブログを複数作る例地名以外ほぼ同一の誘導ページを大量に生成している例

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(三柳 英樹)

2012/1/17 19:41