端末やOSに依存しないアプリマーケットプレイス「Mozilla Marketplace」発表


 米Mozillaは22日、端末やプラットフォームに依存しないオープンなアプリマーケットプレイス「Mozilla Marketplace」を発表した。バルセロナで来週開催されるイベント「Mobile World Congress」から開発者によるアプリ登録受け付けを開始し、今年後半に一般に向けて公開する予定だ。

 Mozilla Marketplaceは、HTML5、JavaScript、CSSなどのオープンなウェブ標準技術を使用したアプリを登録・購入できるマーケットプレイスとする。そのためユーザーが使用している端末やプラットフォームには依存しない。

 また、ウェブアプリとネイティブアプリの差を縮め、開発者がアプリ開発からユーザーへの配布・販売に至るまで一貫して管理できるようにするためのAPIを提案し、標準化するためにW3Cに送付するとしている。

 さらに、端末やプラットフォームに依存しないユーザー認証システムも包含する。これによってコンテンツやアプリが、端末やプラットフォームではなく、ユーザーにひも付けられることになる。

 米MozillaのChief of InnovationであるTodd Simpson氏は、「ウェブこそが世界最大のプラットフォームだ。我々はウェブをマーケットプレイスとして機能するようにし、開発者たちが想像しうる最大のグラウンドでプレイできる機会を提供したい」とコメントしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/2/23 11:41