BBIXなど11社がIPv6の共同実験を3月実施、ドワンゴやミクシィなどが参加


 BBIX株式会社とインターネットサービス事業者10社は、IPv6ネットワークに関する共同実験を3月上旬に開始すると発表した。

 実験は、現在IPv4ネットワークで提供されているサービスを、IPv6ネットワークに円滑に対応させることを目的として行うもの。参加企業はBBIXのほか、株式会社IDCフロンティア、九州通信ネットワーク株式会社、株式会社コナミデジタルエンタテインメント、株式会社サイバーエージェント、株式会社データホテル、株式会社ドワンゴ、ファーストサーバ株式会社、株式会社ミクシィ、ヤフー株式会社(予定)、楽天株式会社。

 実験参加各企業は、現在IPv4で提供しているさまざまなコンテンツをIPv6に対応させ、BBIXが用意する各種OS、デバイスなどからアクセスを行い、IPv6ネットワークへの接続性を評価する。

 IPv6でインターネットに到達できないために遅延が発生する「IPv4/IPv6フォールバック現象」についても、試験環境から実験参加各企業のデュアルスタックコンテンツに対してアクセスを実施し、フォールバックの有無による接続品質の比較を行う。この実験の結果は、BBIXが開設するサイト「Touch the IPv6」で後日公開する。

 また、IPv6ネットワーク上でIPv4接続を提供するトンネリング技術「4rd」についても環境を構築し、各企業のコンテンツに対して接続評価を行う。


関連情報


(三柳 英樹)

2012/2/23 19:13