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「Sleipnir for Windows」にアドレスバー偽装の脆弱性、最新版で修正

 独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)と一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11日、共同運営する脆弱性情報サイト「JVN(Japan Vulnerability Notes)」において、ウェブブラウザー「Sleipnir for Windows」にアドレスバー偽装の脆弱性があることを公表した。

 Sleipnir for Windowsは、フェンリル株式会社が開発・提供するWindows用のウェブブラウザー。JVNによると、アドレスバーの鍵マークと色の表示処理に問題があり、アドレスバーの偽装が可能になる脆弱性がある。SSLが使用されていないページを、SSLが使用されているページであると、ユーザーが誤認する可能性があるという。

 脆弱性の影響を受けるのは、バージョン「4.0.0.4000」以前。10日に公開された最新バージョン「4.0.1」で修正されており、ユーザーにアップデートを呼び掛けている。

(永沢 茂)