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Google、48カ国のスマホ調査結果を公開、日本の普及率は25%だが利用は活発

 Googleは31日、スマートフォンに関する大規模調査「Our Mobile Planet」の2013年版データを公開した。2011年からIpsos MediaCTと実施しているアンケート調査で、昨年は26カ国だった調査対象国を48カ国に拡大している。

 2013年調査では、日本のスマートフォン普及率は25%。2011年の6%、2012年の20%から増加した。ただし、今回の調査対象国で最も普及率が高い韓国(73%)やシンガポール(72%)に比べると、依然として日本は従来型の携帯電話が主流になっているとしている。

スマートフォン普及率

 日本の年代別スマートフォン普及率は、18~24歳が52%、25~34歳が44%、35~44歳が34%、45~54歳が21%、55歳以上が11%。

 一方で、日本のスマートフォン利用は非常に活発で、特にテレビ視聴時の同時利用率が58%と、従来型携帯電話でも見られた「テレビを視聴しながら」の利用が多いと指摘。日本でのテレビとの同時利用率は、他のスマートフォン先進国である米国(53%)やシンガポール(42%)、韓国(47%)に比べても高い。

 また、日本ではショッピング中のスマートフォン利用も活発で、32%がショッピング中の商品について品定めをする際にスマートフォンを使ったことがあると回答。他の国ではこの回答は2割台にとどまっている。

 有料アプリのインストール数も、日本は1人あたり平均11.5個と調査国の中で最も多い。日本の次に多いのは香港(9.8個)で、3位はオーストラリア(7.5個)。

(三柳 英樹)