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学研、手書き文字と音声を記録するLivescribe社製ペンを国内独占販売

米国Livescribe社製「エコー・スマートペン」

 株式会社学研ホールディングスおよび株式会社学研教育出版は9月19日、米国Livescribe社製「エコー・スマートペン(echo smartpen)」を日本国内で独占発売すると発表した。学研の教育出版 教育ソリューション事業部で取り扱うが、国内販売価格については明らかにしていない。

 Livescribe社製スマートペンは、専用のメモパッドに書き込むことで、内蔵メモリーに手書きの文字や図版のドローデータ保存と、音声録音を同時に行えるのが特徴。USB経由でパソコンに転送し、専用ソフトで音声付きノートとして保存、管理、編集が行える。

 Livescribe社のペンは、ペン先にデジタルカメラを搭載し、ドットパターンの印刷された専用ノートと組み合わせて使うことで、ペンの軌跡を認識し記録するanoto社の技術を採用している。

 Livescribe社は、Wi-Fi対応のペン本体から直接クラウドサービスにアップロードできるスマートペンも製品も製造しているが、今回学研による独占販売が発表された「エコー・スマートペン」はUSBでパソコンと接続するタイプ。専用管理ソフト「Livescribe Desktop」を使うことでペンの内蔵メモリ―に記録した録音データと手書きのドローデータをパソコンに自動的に転送し、パソコンで管理・編集することができる。

 専用ノートに書きながら周囲の音声を記録でき、パソコンに転送した後に、手書きした文字の部分を選択してタップすることで、その文字を書いていた時の音声を再生できる。このため、講義ノート作成や議事録、取材などの用途で高い評価を得ており、学研によれば、「エコー・スマートペン」は全世界で150万本以上販売されているという。

 学研では国内販売をするにあたり、Vision Object社製日本語OCRソフト「MyScript for Livescribe Desktop」の使用ライセンスを合わせて取り扱う。これにより、ノートの手書き文字をテキスト・データに変換したり、手書き文字を日本語で検索することが可能になり、メールや文書作成に利用可能になる。

 また、付属の専用管理ソフト「Livescribe Desktop」を使って、管理しているノートから任意のページを選んで編集し、音声付きPDFファイルを作成して保存することができる。作成した音声付きPDFファイルは「Livescribe Desktop」を持っていないユーザーも閲覧可能で、メールに添付したりファイル共有できるほか、「Livescribe Desktop」」からfacebookに直接投稿することもできる。

 なお、手書き文字のプリントには、600dpi以上のAdobe PostScriptカラー・レーザー・プリンタで出力することが必要となる。録音時間は、内蔵メモリーの容量によって異なり、LiveScribe社ではメモリ容量の違いで数種類のモデルを製造しているが、学研で扱うエコー・スマートペンのメモリー容量については今回発表されていない。

(工藤 ひろえ)