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【どうする? 中小企業のPC選び】超小型デスクトップPC で省スペースに!「机の下に置く」はもう卒業!
ディスプレイの裏につく「MousePro CR-I5U01」で、画面も大きく、デスク上のスペースも広々!!
- 提供:
- 株式会社マウスコンピューター
2024年12月13日 06:00
Windows 10のサポート終了に備え、会社用PCの買い替えが急務とされている。
筆者が務める新宿の小さな会社でも、PCの買い替えを進めている。本連載は、専任の「情シス」がいない弊社において、「普通の会社員」があれこれ思い悩みながら社用PCを選定し、実際に導入するまでの試行錯誤をお伝えしていきたい。
前回の記事では「経理スタッフのための新PC」として、マウスコンピューターのコンパクトデスクトップ「MousePro CRシリーズ」より、MousePro CR-I5U01を選定した。横幅わずか28mm。VESAマウントを持ったディスプレイなら、PC標準装備のマウントを使用することでディスプレイ背面にも取り付けられる製品だ。
それなりのメモリ容量が求められる近年の傾向も加味し、今回は16GBを選択。総額は14万7800円。第1回で紹介した新宿区の経営力強化支援事業補助金を活用すれば負担はわずか3万円以下だ。
そして、今回は実際にMousePro CR-I5U01を使用し、使用感やメリットを紹介していく。
幸運にも新型モデルでのレビューが実現! その小ささに驚き
いよいよ購入しようとしたその時、INTERNET Watch編集部から「購入は少し待ってほしい」と一本の電話が……。なんと、近々MousePro CR-I5U01の新型が発売されるそうだ!
これはツイてる!と、今回は新型を購入することに。本記事で紹介するために、発売されたばかりの新型をいち早く送ってもらうことができた。
後日、弊社に小さな荷物が届いた。抱えてみると思いのほか軽かったが、まさかこれがMousePro CR-I5U01とは、配送伝票を確認するまでは気付けなかった。
早速開梱してみると、出てきたのは待ちに待った新型のMousePro CR-I5U01。カタログで筐体サイズは確認していたが、実物を見るとそのコンパクトなサイズに改めて驚かされる。
これまでの記事で要望を伺った経理のAさんにも見せてみた。例のPCだと説明すると「ルーターかと思った。こんなに小さいの!?」と満点の反応が返ってきた。
ついに「床に直置き」スタイル脱却! 大きな画面といい姿勢で仕事環境も改善
弊社ではデスク上のスペースを確保するため、デスク下の床に筐体を直置きしている社員が多い。足の置き場には気を遣うし、ホコリもたまりやすい。筐体の置き場所として最適でないことは言うまでもないだろう。
しかし、この「床に直置き」スタイルも今日まで。コンパクトなMousePro CR-I5U01なら、デスク上においても邪魔になることはない。
早速、ディスプレイと接続してセットアップしてみよう。今回は、MousePro CR-I5U01に標準で付属しているキーボードとマウス、そして縦置き用のスタンドを使用した。また、ディスプレイは、同じくマウスコンピューターから発売の「ProLite XUB2792HSU」を選択した。
筐体がコンパクトなため、デスクの上に筐体を設置してもかなりのワークスペースを確保できた。これならファイルや書類の置き場に困る「経理あるある」もなくなるだろう。
さらに、ProLite XUB2792HSUは、オプション品を利用することでディスプレイアームにVESAマウントを追加できる。これならVESAマウント対応のMousePro CR-I5U01をディスプレイ背面に設置できるため、デスクには「ディスプレイ」「キーボード」「マウス」の3つのみになるわけだ。
今回のディスプレイProLite XUB2792HSUは、VESAマウントでMousePro CR-I5U01を背面に設置できるだけでなく、画面の高さ調節も可能な一台だ。
ノートPCでは小さな画面を見下ろすように作業するため、気が付けば背中を丸め、首を突き出して作業してしまう。その結果、目も疲れやすく首や肩を痛めることも多い。ノートPCを併用する経理のAさんも例外ではなく、同じ悩みを抱えているという。
しかし、高さが調節できる大画面ディスプレイを選択したことでこれらの負担はかなり軽減できそうだ。
余裕あるスペックで動作も快適に
実際にセットアップをしたところ、経理スタッフが望んでいた「机を広く使いたいこと」を難なくクリアした。次は実際に起動し、その使用感を確かめてみたい。
改めて、今回選択したMousePro CR-I5U01の搭載CPUはCore i5。メモリはカスタマイズしたことで16GBにグレードアップした。手始めにサンプルのExcelファイルを開いてみた。3、4つのExcelファイルを同時に展開しても支障はない。複数回立ち上げを繰り返しても動作が重くなることもなく、問題なくデータ入力をすることができる。インテル Celeron G1620を搭載していた年代物のPCと比べると、その差は歴然だ。
続いて、Excelファイルを開きながらZoomも起動してみよう。コロナ禍以降、ExcelやPowerPointなどのソフトを起動しながらオンライン会議をすることも当たり前になっている。
早速社員のBさんに協力してもらい、Zoomでオンライン会議を開始。複数のExcelファイルを開きながらでもカメラや音声に乱れはなく、滞りなく会話を進められた。経理ソフトはデスクトップPCで起動し、Zoomでの会議はノートPCで行っている経理のAさんにとっては、同じ画面内ですべてが完結するのは快適だろう。
事務作業用PCには申し分ない一台
今回は「経理スタッフのための新PC」として、MousePro CR-I5U01を採用した。
コンパクトな筐体でワークスペースを確保し、Core i5のCPUと16GBのメモリを搭載したことで、余裕あるスペックも獲得。これを導入すれば、ノートPCの併用もなくなる。「以前よりもサクサク動くのはもちろん、なにより机がすっきりしたことがうれしい。これなら月末の書類整理も楽になると思います」と経理のAさんも大満足だ。
さらに、今回の場合は3万円以下と、補助金を活用することで低額での入手も可能に。事務作業をメインにしている社用PCとして、文句なしのコストパフォーマンスを発揮できる一台だろう。
「新たな社用PCの選定」を仰せつかった時は失敗しないか不安もあったが、今回の選定には部署のメンバーからも上司からも好評で、まずは事務作業をメインにしている部署で本格的に買い替えが行われるそうだ。当然、私のPCも近いうちにMousePro CR-I5U01へ代替わりする予定。買い替えが済み、広くなったデスクを眺めるのが楽しみだ。