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クライアントも読むべき? 特許庁、知的財産権が学べるデザイナー向け教材を無料公開

 特許庁が、デザイナーやデザインを学ぶ学生向けの知財教材「デザイナーが身につけておくべき知財の基本」をネット上で無料公開している。

 これは特許庁が行った「デザインの創作活動の特性に応じた実践的な知的財産権制度の知識修得の在り方に関する調査研究」に基づき、デザイナーが社会で活躍するためのビジネス上の基礎知識を修得するツールとして作成されたもの。知的財産とは何かに始まり、著作権や特許権、意匠権、商標、肖像権といった個別の権利について学べる内容になっており、全15パートに分けて提供される。PowerPoint形式を採用しているのは、デザインの教員や弁理士・弁護士などが本資料を編集し、講義用資料として利用できるようにという配慮によるもの。デザイナーおよびデザイナーを志す人にとって必見の資料と言えそうだが、むしろこれはデザイナーに仕事を発注する側が読んでおくべきもの、というネット上の指摘もまた、的を得ていると言えそうだ。