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神奈川県警の「コンピュータ・ウイルス事犯対応要領」が公開されるも、主要箇所は黒塗り

 神奈川県警の「コンピュータ・ウイルス事犯対応要領」が、情報開示請求を行ったユーザーの手によってTwitterで公開された。

 これは先日、コインマイナー「Coinhive」を設置していたサイトの運営者が家宅捜索を受けた事件に関連し、梅酒みりん(@PokersonT)氏が神奈川県警に対して6月に情報開示請求を行っていたもの。同氏が郵送で届いた書面をスキャンし、Twitterに投稿した。行政文書のタイトルは「コンピュータ・ウイルス事犯対応要領」、平成26年7月の日付がある全12ページの文書だが、冒頭の「コンピュータ・ウイルス事犯罪相談受理と操作の流れ」全文のほか、文書内で頻繁に登場する別添の「ウイルス事犯相談対応メモ」もまた全文と、一般的な考え方を述べた箇所を除いては多くが黒塗りされており、何をすれば犯罪として成立するのか、その判断基準は全く読み解けない内容となっている。ひとまず要領の存在だけは明らかになったのは収穫だが、黒塗りされた箇所も含めて詳細な内容を知るには、正しくない方法で墨塗りされたPDFがウェブサイトに掲載されるうっかりミスを待つしかなさそうだ。