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文化庁、約4万8千件の日本映画の情報を集めたサイトをひっそり閉鎖、ドメインも放棄へ

 文化庁が2006年から運営してきた、黎明期から現代までの、日本映画に関する情報を検索できるサイトが3月末でひっそりと閉鎖されていたことが明らかになった。

 これは「日本映画情報システム(JCDB)」。1896年から現在に至る約4万8千件もの日本映画作品(映倫審査作品)にまつわる情報をインターネット上に集約し、作品名やカテゴリー、出演者、スタッフなどのキーワードをもとに検索可能にするシステムで、2006年から文化庁が運営してきたが、2023年3月31日をもって運用を停止。現在は閉鎖に関連したドメイン運用などのお知らせだけがトップページに掲載されている。ちなみに閉鎖が予告された当初は「本Webサイトに掲載している日本映画作品に関する情報一覧を、文化庁ホームページに掲載する予定です」としており、移行先のURLも掲載されていたが、現在はその一文がなくなり、リンク先URLもいまなお準備中となったままなのは気掛かりなところ。なお「本Webサイトの閉鎖後、本Webサイトのドメインを第三者が取得する可能性があります」とのことで、ドメインが悪用される可能性も承知しながら手放すつもりのようだ。