やじうまWatch

「下り100Mbps未満はブロードバンドに非ず」FCC、ブロードバンドの速度定義を見直しへ

 FCC(米連邦通信委員会)が“ブロードバンド”の速度の定義を見直すことを3月に発表した。

 ブロードバンドとは「広帯域」という意味で、FTTH(光ファイバー)に代表される、大容量通信が可能なインターネット接続サービスの総称。米国ではこれまで下り25Mbps/上り3Mbps以上というのがその定義だったが、FCCが今回発表したのは、ブロードバンドの定義を9年ぶりに見直し、下り100Mbps/上り20Mbps以上に再定義するというもの。これらの値は、ブロードバンドが米国民に対して合理的かつタイムリーに提供されているかを判断する指針になるとともに、将来に向けて下り1Gbps/上り500Mbps以上という長期目標を設定し、米国民にとってより優れ、高速かつ堅牢な通信システムを提供するとしている。「下り100Mbps未満はブロードバンドに非ず」の時代がすぐそこまで来ているのは間違いなさそうだ。