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故人のスマホが開けず解約に支障……国民生活センターが「デジタル終活」呼び掛け

  • tks24

2024年11月21日 12:05

　亡くなったあとに遺族が故人のスマホやPCのロックを解除できずに相続や解約に手間取る事例が増えているとして、国民生活センターが「デジタル終活」の案内を行っている。

　最近はネット銀行やコード決済サービス、サブスクなど、スマホやPCなどの中にのみ保存される情報も多く、本人が亡くなるとパスワードが分からなかったり、契約内容が分からず、遺族による相続や解約などの手続きが行き詰まることも多い。今回、国民生活センターが呼び掛けているデジタル終活は、そうした情報を整理し、死後に遺族の負担を軽減するための対策を指している。具体的には、スマホやPCのパスワードを遺族が確認できるようにしておく、ネット上の資産やサブスクの契約内容をリスト化して整理しておく、エンディングノートを活用する、さらにスマホなどのアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスを活用するといった対策が挙げられている。消費生活センターなどに寄せられた相談事例もあわせて紹介されているので、これまでデジタル終活を意識していなかった人はざっと目を通しておくとよさそうだ。

　INTERNET Watchでも、デジタル終活やデジタル遺品をテーマにして「天国へのプロトコル」という連載を行っているので、こちらにも目を通してみてほしい。