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SNSより有益な暇つぶしツール? Wikipediaの記事をランダムに閲覧できるサービス
2025年2月14日 11:48
Wikipediaの記事をランダムに閲覧できるサービスが登場した。
「WikiTok」と名付けられたこのサービスは、Wikipediaの記事を完全ランダムに、かつ無限に読み込めることが特徴。名前からも分かるようにTikTokのUIを参考にした縦スクロールが採用されている。ユーザーは画面を縦方向にスワイプしながら興味がある記事を探し、見つかればタップして本文を読むという仕組みで、通常の検索ではまず見つからない記事との縁を取り持ってくれる。言語設定を日本語に切り替えることで日本版Wikipediaにも対応するこのサービス、地方の小中学校の説明やすでに引退したマイナーなスポーツ競技の選手、観光案内にも載らない海外の都市など、ランダムに表示される記事には、マニアックというか、興味の取っ掛かりをつかみにくいものも多いが、シンプルなUIで次々に候補が表示されることから、スワイプを続けているうちに読んでみたいと思わせる記事もそれなりにヒットするのが面白い。このサービスを紹介している海外メディア「Ars Technica」では「アルゴリズム的に中毒性のあるSNSアプリに手を伸ばすことなく、興味深い情報を偶然見つけたり、新しいことを学んだり、暇な時間を過ごすための有益な方法」と、本サービスを評価している。なおソースはGitHubでも公開中だ。
- WikiTok
https://wikitok.vercel.app/ - Developer creates endless Wikipedia feed to fight algorithm addiction(Ars Technica)
https://arstechnica.com/gadgets/2025/02/new-wikitok-web-app-allows-infinite-tiktok-style-scroll-of-wikipedia/ - IsaacGemal/wikitok(GitHub)
https://github.com/IsaacGemal/wikitok