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過去に発売したDVDソフトで製造過程に起因する欠陥、米ワーナーブラザーズが交換を発表

 過去に販売されたDVDソフトが再生できなくなっている問題で、米Warner Bros. Home Entertainmentがソフトの交換に応じることを発表した。

 DVDメディアは適切に管理すれば30年から100年はもつとされているが、今回、米Warner Bros. Home Entertainmentが出した声明によると、同社が2006年から2008年の間に製造した一部のDVDソフトに潜在的な問題があったことが判明。同社では、こうした不良ディスクについて交換を受け付けることを基本とした対応を決定した。すでに廃盤になっているタイトルは、同等価値のタイトルとの交換になるという。この問題は何年も前からYouTubeやオンラインフォーラムで話題になっていたもので、該当期間に製造された同社のDVDソフトは、再生中に突然停止したまま永久に再生できなくなることから、海外メディア「JoBlo」は該当タイトルのリストまで公開するなどユーザーに注意喚起を行っていた。

 今後の展開次第では他社にも波及する可能性もあるこの問題、視聴する権利しか手に入らない動画配信サービスを嫌って物理メディアをコレクションしている人は、こうした落とし穴に注意する必要がありそうだ。なお、今回のDVDソフトの交換が日本についても適用されるか否かは、現時点では明らかになっていない。