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乗用車で「物理的なボタンやレバー」が世界的に復活の流れ。タッチ式の操作パネルを見直し
2025年4月30日 10:37
乗用車で物理的なボタンやレバーを復活させ、タッチ式の操作パネルを見直す動きが広がりつつあることを、海外メディアが伝えている。
近年の乗用車では、かつては物理的なボタンやレバーによって行われていた操作を、タッチスクリーンで代替する動きが進んでいた。なかでもテスラは主要な操作がハンドル横の巨大なタッチスクリーンへと集約されており、ユーザーからは賛否両論があった。こうしたタッチ操作のトレンドが最近になって見直され、複数の自動車メーカーで物理的なボタンやレバーに回帰する動きがあることを、海外メディア「The Byte」が伝えている。具体的に挙げられているのは、スバル、フォルクスワーゲン、ヒュンダイなどのメーカーで、特にフォルクスワーゲンについてはデザイン責任者が「われわれは二度とこのような(重要なコントロールをタッチスクリーンに委ねるという)間違いを犯すことはない」と、強い調子でタッチ操作との決別を宣言している。また、スバルについても、2026年型のSUVで物理的なボタンやノブを復活させると発表しており、同メディアでは「(タッチスクリーンを採用した)2024年モデルは下取りに出す必要がありそうだ」というユーザーの声も紹介している。
- Subaru Is Bringing Back Physical Knobs and Buttons in Its Cars(The Byte)
https://futurism.com/the-byte/subaru-bringing-back-physical-knobs-buttons - Volkswagen reintroducing physical controls for vital functions(Autocar)
https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/volkswagen-reintroducing-physical-controls-vital-functions - 2026 Subaru Outback and Outback Wilderness Up Close: Practically Perfect, In Every Way(Cars.com)
https://www.cars.com/articles/2026-subaru-outback-and-outback-wilderness-up-close-practically-perfect-in-every-way-506020/