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iOSの写真アプリ、一部機能が従来の仕様へと逆戻り。ユーザーから不評で異例の「先祖返り」か

 iOSの写真アプリで、一部の機能が従来の仕様へと「先祖返り」するようだ。

 2024年9月にリリースされたiOS 18では写真アプリが刷新され、タブで分類されていた項目を1つのビューでまとめて配置するようになったほか、画面下にiPhoneが自動的に写真を整理した「コレクション」が常設された。しかし、アプリを開いたときに画面の下半分のかなりのスペースを占めることから、最新の写真を見るのに邪魔だとして、ユーザーからはいまいち評判が良くなかった。今回の開発者向けカンファレンス「WWDC25」で公開された最新のiOS 26では、写真アプリの画面下部に「ライブラリ」と「コレクション」を切り替えるタブを追加。邪魔だった「コレクション」は、これをタップしたときに限り、別画面で表示される仕組みに改められたようだ。プレスリリースでは「写真アプリがアップデートされ、ライブラリやコレクションを表示する個別のタブが導入されます」とのみ記載されており、元に戻すというニュアンスこそないものの、タブが常設されていたかつてのiOS 17に近いスタイルに「先祖返り」すると言えそうだ。異例といえば異例だが、不評だった機能をスッパリあきらめて元に戻すのは英断と言っていいだろう。