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公開中の任意のウェブページを第三者がGoogle検索のインデックスから削除できる物騒なバグ、ようやく修正される

 公開中の任意のウェブページを第三者がGoogle検索のインデックスから削除できる、Googleの物騒なバグが修正されたことが明らかになった。

 これは機能しなくなったリンクや古いスニペットを含むリンクを削除するための「古いコンテンツの削除」機能を悪用したもの。この機能を処理するGoogleのサーバーはURLの大文字と小文字の処理が特殊な仕様になっており、大文字を含むリンクを存在しないと報告すれば、元の小文字のページも存在しないとみなされ、検索結果から削除する仕組みになっていたのが原因。これを発見した第三者が数百ものページを検索結果から削除し、その理由が分からないウェブサイト管理者はそのたびにGoogle Search Consoleを使って復元することを強いられていたという。昨年から認識されていたというこのバグ、このたびようやく修正されたとのことだが、今回の一件を報じた「Digital Information World」は、「ウェブマスターはSearch Consoleでページを常に監視し、表示の異常なパターンに注意すべきだ」とコメントしている。