【イベントレポート】
CEATEC JAPAN 2002
富士通、情報を眺めて選ぶ検索エンジン「MIRADOR-Search」を出展
■URL
http://jp.fujitsu.com/
http://www.ceatec.com/
富士通株式会社は、IT総合展示会「CEATEC JAPAN 2002」において、静止画や映像を対象にした“情報を眺めて選ぶ”検索エンジン「MIRADOR-Search」を出展している。システムの動作環境は、WindowsもしくはSolarisだが、オプションとして富士通IDCでのアウトソーシングサービスも提供する。基本料金は500万円~。
MIRADOR-Searchは、検索した画像情報を3次元上にマッピングして表示するのが特徴だ。静止画画像検索サービスでは、画像の色や、形などによる特徴を分析して配置する。対応フォーマットは、jpeg、tiff、gifなど。指定されたキーワードやURLを対象に、インターネット、イントラネット上のコンテンツを検索することも可能だ。この場合、画像とその周辺に配置された紹介テキストをセットにして収集する。
会場では、仮想のオンラインショップを例にとり、「バッグ」という単語による検索デモを実施した。その結果、約350のさまざまな鞄の画像が色ごとや形状によって表示され、さらに特定の画像をキーに再検索することで、絞り込まれた画像が手前側に配置された。担当説明員によれば、「通常の検索エンジンでは、ユーザーがイメージしている商品にもっともマッチしたキーワードを思い浮かべることが困難なことが多い。MIRADOR-Searchであれば、一覧した画像から徐々にイメージを絞り込んでいける」という。ただし、不特定のWebサイトに対する検索は、著作権の問題というビジネス上の壁が残されているという。
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色で再配置したところ |
ショルダーバッグを抽出 |
斜め視点も実装 |
オプション機能として提供される映像検索サービスでは、静止画の替わりにムービーをシーンごとに切り出して検索することができる。動画中のナレーションや音声情報を追加することで特定のシーンを抽出できるほか、静止画同様に色などの特徴でも3次元空間上に再配置することができる。
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複数の動画を一覧可能 |
シーンを切り出して表示 |
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(2002/10/2)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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