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~「当社はTTC標準の進行如何に関わらずサービス提供可能だ」(NTT東日本)

NTT東西、「フレッツ・ADSL モア」の伝送距離延長を正式発表

■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0210/021010a.html
http://www.ntt-west.co.jp/news/0210/021010a.html
http://www.ntt-east.co.jp/line-info/ (東日本の線路長測定サイト)
http://www.ntt-west.co.jp/open/senro/senro_user_info.html (西日本の線路長測定サイト)

「フレッツ・ADSL モア」のサイト

 NTT東西は、11月より提供を開始する最大12MbpsのADSLサービス「フレッツ・ADSL モア(以下、モア)」において、伝送距離の延長が実証されたと発表した。これにより、11月のサービス開始当初から、従来のフレッツ・ADSLサービスと比較して「高速化」と「長距離化」が実現できることになる。

 NTT東西はモアの発表当初、「速度の上昇は『S=1/2』技術で実現できる。しかし、長距離化については『パイロット信号の最適化』を採用することによって実現できるが、採用するかどうかは検討中で明言できない」としていた。しかし、自社内で検討や検証を繰り返した結果、今回サービスとして発表できる段階に達したという。

 具体的にモアでは、パイロット信号という、ISDN信号に対して同期補足や同期追従を行なう信号を従来の方式から見直すことによって長距離化を実現し、最大6Kmまで到達できるようになり、全体的にも1Km以上の距離延長が可能になったという。ただし、実際に今まで利用できなかったユーザーが使えるようになるかどうかは線路長や伝送損失に関わってくるので、NTTの用意した専用サイト上でユーザー自身が調べる必要がある。

「フレッツ・ADSL モア」の伝送損失と伝送距離の関係図。30dB辺りから急激に減少している

 最大12MbpsのADSLサービスについては、ADSLに関するTTC標準「TTC標準JJ-100.01改定案(第2.0版)」が棚上げ状態となり策定が進まないなど、さまざまな問題が発生している。この問題に関してNTT東日本は「確かに第2.0版は議論が進まない状態となっているが、当社がモアで採用する技術等は第2.0版が策定されなくても問題のない仕様となっている。また、自社内においてさまざまな検証を重ねて問題がないことを確認した上での提供となっているので、第2.0版が策定されていないという現状でも、問題なく提供できる」としている。

 つまり、モアではオーバーラップなどを利用しないため、現状の標準に定められた技術だけで「高速化」と「長距離化」が実現できており、第2.0版を待つまでもなくサービス提供できるという認識だ。このNTTの認識を受けて、TTCが果たしてどのような動きを見せるか注目だ。

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(2002/10/11)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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