【ハードウェア】
「iBOXサーバ」にDVD-R/RW搭載モデルなど新機種
日本電算機(JCC)は3日、ホームサーバー製品「iBOXブロードメディアサーバ」の新機種として、DVD-R/RWドライブやリムーバブルHDDを搭載した2モデルを発売すると発表した。iBOXサーバに蓄積されたテレビ番組などを、LAN上のパソコンから視聴できる「動画ネットワーク機能」も追加された。 DVD-R/RWドライブ搭載の「iS3」は、予想販売価格15万9,800円。DVD-R/RWドライブ以外は同スペックの既存モデルより2万円ほど高い価格設定となる。80GBのHDDを内蔵しており、ここに蓄積した映像コンテンツを、リモコンによる簡単なメニュー操作でDVD-Video形式で書き出すことができる。さらに来年早々には、DVD+R/RW搭載モデルの発売も予定しているという。 リムーバブルHDD搭載の「iS2-4」は、予想販売価格16万9,800円。80GBのリムーバルHDDが付属しており、本体内蔵の分と合わせてHDDの容量は160GBとなる。2Mbpsの画質で最大約65時間の録画が可能になる。交換用のリムーバルHDDは、市販のHDDをユーザー自身が追加することも可能だが、iBOXサーバ用にあらかじめフォーマットしたものを3万円で提供する。 動画ネットワーク機能は、iBOXサーバをファイルサーバーとして利用できるようにしたもの。録画された映像はMPEG2ファイルとして保存されており、これをWindows Media Playerなどで再生する仕組みだ。iBOXサーバにはDHCPサーバー機能も内蔵されているため、パソコンをDHCPクライアントとして設定するだけでLAN経由で利用できる。さらに、VPNによりインターネット経由で遠隔地から視聴できる「ブロードバンド動画ネットワーク機能」も搭載された。これらの機能は、既存モデルでもソフトウェアのアップデートで対応できる。 JCCでは今後、動画ネットワーク機能の利用機会が増えることを見据え、無線LAN搭載モデルの強化を図る考えだ。すでに普及しているIEEE 802.11bやIEEE 802.11aでは、速度や電波特性に一長一短があるとしており、来年早々にもIEEE 802.11gを採用したモデルを投入する予定だという。 iBOXサーバの新機種2モデルは、7日より発売。初年度10万台の販売を予定している。なお、9月発売の既存モデルは、すでに5,000台が出荷されたという。 ◎関連記事 (2002/12/3) [Reported by nagasawa@impress.co.jp] |
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