ケイ・オプティコム、屋外の5GHz帯実験無線局免許を取得
ケイ・オプティコムは、近畿総合通信局から屋外でIEEE
802.11aによる5GHz帯無線アクセスシステムの実験を行なう無線局の免許を取得した。関西では初の取得だという。
免許を取得して行なう実験は12月から2003年3月まで大阪府下の同社関連施設など数カ所で行なうもの。実証実験を通して、光ファイバの敷設が困難な住居やオフィスへのサービス提供や、既存の無線アクセスシステムの高速化の実施について検証を行ない、商用化に向けた検討を行なっていくという。なお、実証実験では一般ユーザーのモニター参加などは予定していない。
実験で使用する無線方式はIEEE 802.11aで、周波数は5.030～5.091GHz。データ伝送速度は当初最大36Mbpsで、54Mbpsまでのスピードアップも目指していく。
◎関連記事
■5GHz帯無線アクセスの屋外利用開放に期待できること／できないこと
■5GHz帯のFWA、商用化にはさらなる規制緩和が不可欠か
■ケイ・オプティコム、IEEE 802.11bと802.11aに対応した無線LANサービス(Broadband Watch)
(2002/12/9)
[Reported by 正田 拓也]