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【セキュリティー】

~モジュールを変更するだけで新しいカーネルに対応できる機能を搭載

トレンドマイクロ、「Red Hat Linux 7.2、7.3」 に対応したウィルス対策製品

■URL
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2003/news030110.htm

 トレンドマイクロ株式会社は10日、Linuxサーバー向けウィルス対策製品「ServerProtect for Linux 1.1」の発売を開始した。価格は1サーバー毎に15万5,400円となる。

 ServerProtect for Linux 1.1は、「Red Hat Linux 7.2、7.3」 に対応したLinuxサーバー向けウィルス対策製品。特徴は、カーネルのバージョンを変更してもモジュールを入れ替えるだけで対応できる「KHM」(カーネルフッキングモジュール)を導入した点だ。従来製品等では、新しいカーネルが提供される度に、ウィルス対策ソフト自体のバージョンアップをする必要があった。

 「KHM」は4つのカテゴリーに分類してサイト上で提供される。品質管理テスト済みの正式モジュールである「Certified」、複数のユーザーがダウンロード済みで品質管理工程を経ていない「Deployed」、検証されていない最新のモジュール「Uncertified」、障害が報告されたモジュール「Issues reported」。正式サポートは「Certified」だけだが、管理者の意向次第では「Deployed」や「Uncertified」の利用も考えられる。また、「Issues reported」は、ユーザーに注意を促す目的で掲載される。

 そのほかの機能としては、ウィルス駆除時に万が一ファイルの破損等の障害が起きた場合に対応する「ウィルス駆除前のバックアップ機能」や、「ログの手動削除/自動削除の選択」機能、メール通知に使用する文字セットを簡単に選択できる機能などが提供されている。

 トレンドマイクロによると、「従来の製品では、品質管理テスト済みのものしか提供していなかったが、それでは比較的頻繁に提供される最新カーネルに対応することが難しかった。今回の製品では、最低限の単体テストは実施しているが正式な動作テストは実施していないモジュールも、そのモジュールがどのような属性なのかをはっきりと示した上で提供することになった。これにより、より管理者の選択肢が増えることになるだろう」とのこと。

「ServerProtect for Linux 1.1」のリアルタイム検索設定画面 「ServerProtect for Linux 1.1」のウィルスログ画面

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(2003/1/10)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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