【業界動向】
総務省のパブリックコメント結果
フレッツサービスの広域化を歓迎する声が多数
■URL
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030110_2.html
NTT東西の運営する地域IP網の県間接続を条件付きで認可する方向で検討に入っていた総務省は10日、この件について募集していたパブリックコメントの結果を公開した。提出された意見は171通に上ったが、ユーザー側の立場にあたる企業や団体、個人のほか、コンテンツプロバイダーなどから寄せられた、概ね賛成を示す意見が目立つ結果となった。
一方、イー・アクセスや電力系通信事業者らが19社連名の意見書も提出するなど、フレッツサービスと競合する通信事業者からは、地域IP網の県間接続によるフレッツサービスの広域化が電気通信事業の公正な競争を阻害することがないかどうか、より慎重な判断を強く求めている。
総務省では、パブリックコメントの結果を踏まえた上で、遅くとも2月末までに結論を出す予定だ。もしこれが認可されれば、フレッツに対応しているISPが各県で個別に地域IP網に接続する必要がなくなるほか、NTT東西の「フレッツ・オフィス」「フレッツ・コネクト」などのサービスが異なる県のユーザー間でも利用できるようになる。
◎関連記事
■総務省、地域IP網の県間接続を認可する方向で検討へ
■NTT東西、フレッツのサービスを広域化して県間接続可能に(Broadband Wacth)
(2003/1/10)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
|