【サービス】
ホットスポットでの決済を非接触型ICカードで
小田急線祖師ヶ谷大蔵駅のカフェで3月開始
■URL
http://www.d-cue.com/program/info/PG02348.pl?key=634&info_kubun=co
http://www.doutor.co.jp/news/20030129.htm
http://www.sbsc.co.jp/company/press030130_felicaodasis.html
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ソニーの非接触型ICカード「FeliCa」。なお、od@sisの会員カードは異なるデザインになる |
小田急電鉄は、小田急線祖師ヶ谷大蔵駅構内にホットスポット「od@sisそしがや」を3月18日にオープンする。インターネット接続の会員認証や飲食代の決済システムに非接触型ICカードを採用したのが特徴。
店舗内に用意された11台のデスクトップPCにはソニーの非接触型ICカード「FeliCa」のリーダー/ライターが接続されており、ユーザー自身でログイン操作が可能。無料でインターネットに接続できるほか、有料でプリントやコピー、Webファックスなどのサービスも利用できる。併設するセルフ式カフェ「エクセルシオールカフェ」の飲食代も含めて、有料サービスの決済はFeliCaに搭載されたプリベイド型電子マネー「Edy」で行なう仕組みだ。
ただし、ICカードが対応するのはここまで。od@sisには無線LANのアクセスポイントも設置されており、貸出用無線LANカードまたはユーザーのノートPCを使ってネットに接続できるが、残念ながらこちらにはICカードのメリットは生かされていない。今回、od@sisのシステムを受注したソニーブロードバンドソリューションでは今後仕様を詰めるとしており、MACアドレスをあらかじめ登録するという従来からの認証方式が検討されているという。
とはいえICカードの認証/決済機能をうまく活用すれば、例えばあるプロバイダーのユーザーが別のプロバイダーのホットスポットでもカード1枚で利用できるようにするなど、セキュリティを確保しながら相互乗り入れが実現する可能性もある。しかし、ソニーブロードバンドソリューションによると、「無線LANにも対応した認証アプリケーションがまだない」としており、今後ホットスポットのニーズを見ながら開発を検討するとしている。
od@sisの入会金は500円。小田急電鉄では今後、他駅での展開も検討していく。
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「od@sisそしがや」のイメージ図。インターネット接続環境のほか、大画面ディスプレイによるCATV放送、独自ポータルサイトでの地域情報提供なども行なう |
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(2003/1/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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