【業界動向】
ACCSの来期理事に漫画家の松本零士氏ら
アニメや漫画の著作権侵害も活動対象に
■URL
http://www.accsjp.or.jp/
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14日に開かれたACCSの総会後、記者会見の冒頭で第11期役員紹介された |
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の来期役員が決定し、理事の1人として漫画家の松本零士氏が就任することが明らかになった。14日に東京都内で開かれた通常総会で可決した。
松本零士氏を理事として迎えた背景には、現在では漫画やアニメなどのコンテンツも、デジタル化されてコンピュータソフトの一つとして流通するようになったことが挙げられる。ACCSではこれまで、ビジネスソフトウェアを中心に海賊版などの著作権侵害行為について対策を講じてきたが、今後は漫画やアニメなどのデジタルコンテンツについても、著作権侵害撲滅に向けた活動を推進していく。
ACCSでは、アニメや漫画のほか、ゲームソフトなどのコンテンツも特にアジア地域で日本製品の海賊版が大量に流通していると指摘。情報収集に努めるとともに、アジア各国の政府や捜査当局などに働きかけながら、著作権の保護活動に取り組む考えだ。
ACCSの第11期(任期は2003年4月から2005年3月まで)の理事として決まったのは18名で、理事長には辻本憲三・カプコン代表取締役社長が就任。松本零士氏のほか、北上一三・コナミ執行役員専務、川合歩・イーディーコントライブ代表取締役社長の3名が新任となる。
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(2003/2/17)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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