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【連載】検索エンジンの裏側 第10回 Yahoo!のOverture買収で浮上した3つの疑問

【調査】

「インターネット白書2003」で見るインターネットの現在(2)
IP電話や公衆無線LANでもヤフーの一人勝ち

■URL
http://direct.ips.co.jp/directsys/go_x_TempChoice.cfm?sh_id=EE0040&spm_id=1&GM_ID=1801

 インターネット白書2003(以下、白書)の内容を紹介する集中連載の2回目では、IP電話の動向やモバイルインターネットの実態を取り上げる。

●BBフォンの利用が目立つIP電話

現在利用しているIP電話サービス会社のグラフ
 家庭内におけるPCの所有台数(有効回答数5,547)は、1台のみが38.7%、2台以上が34.4%となった。約6割の家庭で複数台のPCを所有しているが、その内LANを構築しているのは49.4%だった。家庭内LANを構築する理由としては、「インターネット回線の共有」が83.1%、「ファイル共有」が62.8%、「プリンターの共有」が56.3%となり、この3目的が主流のようだ。

 IP電話について(有効回答数2,652)は、利用者はわずか15.8%にとどまった。サービス別のシェアでみると、BBフォンが73.1%、ぷららフォンforフレッツが3.6%、@niftyフォンが3.1%と、BBフォンが一人勝ちの様相を呈している。IP電話利用者の満足度は、51.2%が「メリットを感じる」、32.1%が「メリットをやや感じる」とおおむね良好だ。また、非利用者の51.1%がIP電話に関心を持っており、38.9%が「いつかは利用する」という意向を持っている。IP電話選びの重視事項では、「格安な通話料金」が73.6%、「音声品質」が44.0%となり、品質よりも値段に訴求力があることがわかった。

 デジタルコンテンツの利用動向(有効回答数2,742)では、48.1%のユーザーが有料コンテンツやサービスを利用したことがあるという。ニュースサイトの利用経験は74.8%が利用していると回答している。掲示板やチャットなどのコミュニティサイトの利用経験は47.3%が利用しており、掲示板(91.0%)に人気が集まっている。コミュニティサイト利用者の6割は「書き込み」の経験があった。

 映像や音楽などのコンテンツの視聴は53.1%が行なっており、そのほとんどが自宅で利用している。映像コンテンツ視聴者の9割はブロードバンド接続ユーザーだった。有料の映像コンテンツを利用した経験があるのは15.0%で、主なジャンルはアダルト(35.3%)、映画・ドラマ・お笑い番組(32.1%)となった。音楽コンテンツでは、視聴も含めてダウンロード経験があるユーザーが25.3%、その内実際に購入したユーザーは33.8%だった。

 P2Pアプリケーションについては、75%の回答者が「知らない」もしくは「わからない」と答えている。P2Pアプリケーション認知者の内、実際に利用したことがあるのは約3割だが、16.0%はすでに利用を止めている。利用アプリケーションは、WinMX(60.5%)とWinny(49.1%)に人気が集まり、音楽ファイルの転送や動画ファイルの転送(ともに65.8%)に使っている。

●公衆無線LANの利用は数%のみ

 モバイルインターネットの利用動向(有効回答数5,633)では、外出先でインターネットを利用しているユーザーはわずか15.4%にとどまった。持ち歩いているモバイル端末では、A4サイズのノートPCが47.1%、B5サイズのノートPCが33.4%、PDAが20.7%という結果になった。主な接続方法では、携帯電話が28.1%、PHSが16.1%、NTTドコモのデータ通信カードが13.6%、DDIポケットのデータ通信カードが17.1%と分散しており、公衆無線LANの利用は4.4%に過ぎなかった。

 公衆無線LANのサービス別調査(有効回答数101)では、Yahoo!BBモバイルが33.7%、駅などでの無料体験を含むその他が13.9%、Mフレッツ・メイトとフレッツ・スポットがそれぞれ9.9%と、ここでもヤフーが他を圧倒している。公衆無線LANを使う場所は、「いつも決まった場所のみ」が9.9%、「だいたい決まった場所で」が46.5%と過半数が「ほぼいつもの場所」で利用していることがわかった。主な利用場所は、ファーストフードやコーヒーショップ(54.5%)や駅構内・空港内、公園など公共の場所(45.5%)などに人気が集まった。

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(2003/7/2)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]

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