【ソフトウェア】
日本IBM、バリアフリーなWeb構築ソフトを企業向けに発売
■URL
http://www.ibm.com/news/jp/2003/07/07031.html
http://www-6.ibm.com/jp/accessibility/soft/rakuraku.html
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「らくらくウェブ散策」を利用して「canon.jp」を閲覧してみたところ。カーソルを持っていったところの文字が、下のスペースに拡大表示されていて見やすい
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日本IBMは3日、PC初心者や高齢者および視覚障害者などが簡単にWebを閲覧できるようにするソフト「らくらくウェブ散策」を企業向けに発売すると発表した。これは、e-Japan戦略における「デジタル・ディバイド解消」のためのツールとして、2002年に日本IBM東京基礎研究所アクセシビリティ・センターが開発したもの。
らくらくウェブ散策を使ったWebサイトでは、ユーザーがWebの読みたいところにマウスを移動させると、文字が別枠に拡大表示されたり、合成音声で読み上げられたりする。また、色弱や白内障のユーザーが利用しやすいように、文字サイズや背景色、文字色が8パターンに変更できる。さらにWebブラウザー内に操作パネルを表示し、大きなボタンで簡単に画面設定や印刷ができるようになる。
らくらくウェブ散策を利用するためには、初回アクセス時に約8MBのクライアントモジュールをインストールする必要がある。対応OSは、Windows XP/Me/2000 Professionalで、対応WebブラウザーとしてInternet Explorer 5.5以降が必要。
すでにいくつかの自治体サイトで利用されているほか、キヤノンのポータルサイト( http://canon.jp/ )でも「読み上げ・拡大サービス」として採用されている。
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(2003/7/3)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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