【業界動向】
インターネット協会、「インターネットにおけるルール&マナー検定」開始
■URL
http://www.iajapan.org/press/20030717press.html
http://www.iajapan.org/rule/
財団法人インターネット協会は、7月21日より「インターネットにおけるルール&マナー検定」を開始する。Webサイトから無料で受講できる。
インターネット協会では1998年より「インターネットを利用する方のためのルール&マナー集」を公開している。インターネットを利用する際に常識的と考えられるルールやマナーを集め、トラブルを減らすための啓発活動として展開しているもので、現在は「子供版」「教師・保護者版」「社内版」「迷惑メール対策編」など、利用シーンに応じた内容での掲載を行なっている。
協会では、「ルール&マナー集」を初めて発表した頃と比較して、インターネットが生活に浸透したこと、また多くの人が利用するようになったと判断。インターネットの活用には利用者1人1人がルールやマナーを理解し守っていくことが重要になるという観点から、利用者が自分のインターネットルールやマナーを客観的に測定するためのツールとして、今回の検定を開始する。
検定は5つのカテゴリーから均等に出題される。カテゴリーは、インターネットの利用や歴史に関する“基本事項”、インターネットの利用で知っておきたい法律や、危険を防ぐための知識を問う“法律・セキュリテイ”、電子メールや掲示板、チャットなどのルールやマナーを出題する“コミュニケーション”、Webそのものとウェブサービスに関する“ウェブ”、コンピュータやネットワーク、ソフトウェアの技術知識についての“基礎技術”から構成されている。各設問は、「ルール&マナー集」のシリーズをはじめ、RFC、インターネットホットライン連絡協議会なdの協会関連のサイトによる情報、一般的な常識問題、初歩的なコンピュータおよびネットワーク知識などをもとに作られるという。
検定は7月21日から8月31日まで開催され、受験は無料。設問はデータベースからランダムで出題され、何度でも受講可能だ。検定のURLは検定開始日にインターネット協会のサイトに掲載される。
協会ではインターネット利用者のすべてに一度は受験してほしいと考えているほか、学校や企業研修での活用も期待しているという。なお合格した場合、希望者には有料で合格証の発行も行なう予定で、発行手数料は3,000円となる。
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(2003/7/17)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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