【業界動向】
情通審、ADSLに関わるNTT東西の接続約款改定について意見募集
■URL
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030722_1.html
情報通信審議会は、NTT東西から総務省に申請があった指定電気通信設備に関する接続約款の変更申請について、総務大臣から諮問を受けたため、8月18日まで一般から意見を募集する。
今回、NTT東西から申請された接続約款の変更申請は、「未確認方式のスペクトル適合性の確認」「事後対策ルール等の規定」「線路情報開示システムの機能追加」の3つを盛り込んだ内容。
特に、事後対策ルールとしては、G.992.1 AnnexA(OL)は計算上他の方式に影響を与える可能性があるとして、他の事業者が、同一カッドでG.992.1 AnnexA(OL)を使用しているかどうかの調査を依頼することができるようにした。使用されていた場合は、G.992.1 AnnexA(OL)を使用している事業者名や回線識別番号を依頼した事業者に通知され、調査費用も規定された。
また、12MタイプADSLなど従来「未確認方式」とされたものについてTTC(情報通信技術委員会)でスペクトル適合性が確認されたことから、約款に規定を盛り込んだ。そのほか、線路情報開示システムの機能追加に伴う接続料の値上げも申請に含まれている。
意見は8月18日の17時まで募集し、定められて様式に沿って電子メール、FAX、郵送にて提出できるほか、総務省に直接持参して提出することも可能となっている。
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(2003/7/23)
[Reported by 正田拓也]
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