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2007/10/08~10/14


Yahoo!、gooと大手ポータルが動く。気になるキーワード「WiMAX」のニュースも

 先週はマイクロソフトが月例パッチ6件を公開。また、Yahoo!メールの不具合で、多数のメールが消失したことが話題となりました。10月に入ってからは、Yahoo!、gooと大手ポータルの新サービスの発表が相次いでいます。Yahoo!はYahoo!ポイントが100ポイント=85円で換金可能に、というニュースを発表。一方でgooは、「SNS「gooホーム」を発表しました。

 先週はこのほか、「WiMAX(ワイマックス)」に関するニュースが一般紙なども賑わせました。今後ますます盛り上がること必至のキーワード「WiMAX」の基本から今後のニュースのポイントまで、後半でわかりやすく解説します。


マイクロソフト、IEの累積的修正などを含む10月の月例パッチ6件を公開
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/10/17128.html
 10日、マイクロソフトは10月の月例パッチを発表。最も深刻な「緊急」4件、それに次ぐ「重要」2件の合計6件で、Outlook Express/WindowsメールやIEという、多くのユーザーが使っているソフトに関するパッチが「緊急」として公開されている。

Yahoo!メールで転送処理に不具合、16万ユーザー1,300万通のメール消失
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/10/17138.html
 「Yahoo!メール」でメール転送機能を利用しているユーザーの一部メールが転送されず、ファイルサーバーから消失。9月5日02:35~10月4日15:35の間にYahoo!メール宛のメールを転送する設定をしていた16万ユーザー以上の、合計約1,300万通のメールが消失した。

2.5GHz帯WiMAXサービスに向け3社が免許申請、ウィルコムを含め4社が競合
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/11/17156.html
 11日、モバイルWiMAX事業を計画する3社が総務省に免許申請を提出。9月28に申請していたウィルコムを含め、4社が2社の枠を争うことになった。

「詳しくは○○と検索」で、商品検索件数が通常CMの平均2.4倍に
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/10/17130.html
 博報堂と博報堂DYメディアパートナーズがオーバーチュアの協力で行なった調査の結果、検索窓を表示してWeb検索を促すテレビCMでは、検索件数が平均2.4倍増えるという結果が出た。ただし、検索後に得られる情報についえの説明や、音による注意喚起がない場合には効果が見られなかったという。

著作権分科会、「ダウンロード違法化」などについて16日から意見募集
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/12/17169.html
 文化庁では、著作権侵害の非親告罪化違法コンテンツをダウンロードすることの違法化などを盛り込んだ法制問題小委員会、指摘録音録画小委員会の中間報告に対するパブリックコメントを、16日から募集する。


WiMAXとは? 免許申請した4社と今後の問題

 WiMAXとは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略。言葉自体は「無線アクセスのための世界的な相互運用性」といった意味になります。

 よく「WiMAX」と呼ばれるものは、実は2種類あります。1つは「WiMAX」で、電波が最大50km先まで届くという特長を持ち、現在のADSLや光ファイバーのように、通信事業者の基地局から家庭や事務所までを結ぶ、いわゆる「ラストワンマイル」を無線によって実現する手段となります。

 現在ホットな話題となっているのは、もう1つの「モバイルWiMAX」の方です。移動体通信を想定した規格で、現在主に携帯電話やPHSで利用されているモバイルアクセスの新しい通信手段として注目を集めています。

 国内では、このモバイルWiMAXに2.5GHz帯という周波数帯が使われることになり、総務省が特定基地局の開設計画の認定申請(いわゆる免許申請)を、2007年の9月10日から10月12日まで受け付けていました。

 期間中に申請を行なったのは、アッカ・ネットワークスとNTTドコモなどが出資する「アッカ・ワイヤレス」、イー・アクセスとソフトバンクなどが出資する「オープンワイヤレスネットワーク」、KDDIとインテルなどが出資する「ワイヤレスブロードバンド企画」、そしてウィルコムの4社です。このうちウィルコムは、モバイルWiMAXではなく、次世代PHSのためとして申請をしています。

 出資元を見ると、現在の携帯電話キャリア主要3社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)系列+PHSのウィルコム、という形になっています。第3世代携帯電話事業者およびグループ会社は1/3以下の出資による事業参加しか許されていないため、共同出資で新事業者を興しています。

 ではこの4社がサービスを開始して……とはならないのが、今後の問題です。割り当て可能な周波数帯は限られているため、総務省は最大2事業者に割り当てる方針としており、4社のうち2社しかサービスを開始できないことになります。

 アッカ・ワイヤレスとオープンワイヤレスネットワークは2009年3月にサービスを開始するという計画を発表していますが、まずは免許がどの事業者に与えられるかが大きなポイントとなります。事業者は年内にも決定の見込みです。


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  関連記事:けーたい お題部屋 2.5GHz帯の割当、どこに期待?[ケータイWatch]
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/readers/odaibeya/36687.html
  関連記事:2.5GHz帯免許申請、4グループが出揃う[ケータイWatch]
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/36686.html


2007/10/15 13:20
小林祐一郎
プログラマ、編集者、Webディレクター等を経て、ライター・編集者として活動。興味のあるテーマは「人はどうすればネットで“いい思い”ができるのか」 。ごく普通の人の生活に、IT技術やネットのコミュニケーションツールがどんな影響を与え、どう活用できるのかを研究している。近著「Web2.0超入門講座」(インプレス)

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