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「地籍調査」がなかなか進まない!? 各地の自治体ではどう取り組んでいるのか?

G空間EXPOで「ミチセキアワード」表彰。仮想空間に作られた河川の“流域テストベッド”展示なども

みちびきのCLAS(センチメーター級測位補強サービス)対応プロダクトが多数出展

 G空間EXPOの展示会場で注目されたのは、“日本版GPS”とも言われる準天頂衛星「みちびき」のブース。センチメートルレベルの高精度測位を実現するCLAS(センチメーター級測位補強サービス)に対応したマルチユースドローン「PF4」(株式会社ACSL)や、水田を走行することで水を濁らせて雑草の光合成を阻害して成長を抑制する雑草対策ロボット「ミズニゴール」(株式会社ハタケホットケ)、スマートフォンに装着してCLAS測位を可能にする「LRTK Phone圏外対応」(レフィクシア株式会社)などが展示されていた。

 みちびきは2025年12月の打ち上げ失敗により5号機が喪失し、今年2月1日に予定されていた7号機の打ち上げが延期されているが、G空間EXPO初日に行われたみちびきに関する講演では、内閣府宇宙開発戦略推進事務局の準天頂衛星システム戦略室長を務める三上建治氏が登壇し、できるだけ早く事故原因を究明して早期にみちびき7号機の打ち上げを行いたいとコメントしていた。

「PF4」
「ミズニゴール」
「LRTK Phone圏外対応」

 展示会場ではこのほか、さまざまな企業の新サービスも発表された。ジオテクノロジーズ株式会社のグループ会社である株式会社Geoloniaは、ジオテクノロジーズの地図「MapFan」を採用した新たな地図開発プラットフォーム「GEOLONIA Map SDK」を紹介していた。同プラットフォームは高品質と低価格を両立した地図SDKで、印刷機能やSVGエクスポート、オフラインキャッシュなどが可能であり、Google Maps互換のため少ない学習コストで移行できるという。

ジオテクノロジーズ株式会社/株式会社Geoloniaのブース

 株式会社MIERUNEのブースでは、QGISユーザー向けの新たなクラウドサービス「kumoy」を展示。クラウドに保存したデータをQGISから直接操作することが可能で、作成した地図をそのままウェブで公開できるのが特徴。2月上旬にテスト版の無料公開を予定している。

株式会社MIERUNEの新サービス「kumoy」
片岡 義明

フリーランスライター。ITの中でも特に地図や位置情報に関することを中心テーマとして取り組んでおり、インターネットの地図サイトから測位システム、ナビゲーションデバイス、法人向け地図ソリューション、紙地図、オープンデータなど幅広い地図・位置情報関連トピックを追っている。測量士。インプレスR&Dから書籍「位置情報トラッキングでつくるIoTビジネス」「こんなにスゴイ!地図作りの現場」、共著書「位置情報ビッグデータ」「アイデアソンとハッカソンで未来をつくろう」が発売。