地図と位置情報
「地籍調査」がなかなか進まない!? 各地の自治体ではどう取り組んでいるのか?
G空間EXPOで「ミチセキアワード」表彰。仮想空間に作られた河川の“流域テストベッド”展示なども
2026年2月18日 06:55
仮想空間上に流域の実験場を作る「流域デジタルテストベッド」なども
国土交通省国土技術政策総合研究所のブースでは、仮想空間上に河川の流域の実験場を作る取り組み「流域デジタルテストベッド」を紹介していた。仮想空間上に広大な流域を対象とした技術開発フィールドを再現し、デジタルツインで流域治水を考える実験場として提供するもので、大学や民間企業などにも開放して官民連携によるオープンイノベーションにより流域防災技術の開発と実装を目指している。2025年10月より衛星データを活用した河川管理手法の研究開発での利用が開始されており、今後も段階的に実験利用を拡大していく方針だ。
一般財団法人日本地図センターのブースでは、過去に作られた地図や空中写真を地層のように重ねることで地域の変遷が分かるデジタル地図配信サービス「時層地図」を大型タッチディスプレイ上に表示するとともに、時層地図を教育機関で使えるようにした新たなインターネットサービス「時層地図 for スクール」を紹介していた。同サービスはウェブブラウザー上で動作し、国土地理院のウェブ地図サービス「地理院地図」をベースとしているため、作図や計測、断面図作成などの機能をそのまま使える。自治体で作成した地図など地域の特徴に合わせた地図を組み込むことも可能だ。
このほか、MetCom株式会社のブースでは、人流データに高精度な高さ情報を付与して生成する「三次元人流データ」を紹介していた。同社はKPMGコンサルティング株式会社と株式会社ホロラボとともに、東京の池袋・大丸有(大手町・丸の内・有楽町)・八王子の3エリアにおいて、三次元人流データを活用した課題解決等実証業務を実施している。また、1月27日に発表したばかりの「ビルの階数に応じたモバイルネットワークのユーザー体感品質調査」の結果についても紹介していた。
この調査は、東京や大阪などの高層ビルの低層・中層・高層階それぞれにおいて、検証用端末を用いて収集した実測データに基づき1棟のビルの中でもその階数に応じて変化することを確認したという。今後、この成果をモバイルネットワークの通信品質改善などに役立てるなど、商業活用に向けた検討を進めるとしている。
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INTERNET Watchでは、2006年10月スタートの長寿連載「趣味のインターネット地図ウォッチ」に加え、その派生シリーズとなる「地図と位置情報」および「地図とデザイン」という3つの地図専門連載を掲載中。ジオライターの片岡義明氏が、デジタル地図・位置情報関連の最新サービスや製品、測位技術の最新動向や位置情報技術の利活用事例、デジタル地図の図式や表現、グラフィックデザイン/UIデザインなどに関するトピックを逐次お届けしています。







