テレワークグッズ・ミニレビュー
2024年度上期総集編
ペン型マウスに睡眠用イヤホン、デカすぎモバイルバッテリーに軽すぎモバイルディスプレイなど、変わり種グッズが目立った2024年度上期
2024年10月4日 12:15
マウスの異端児!? だが使いやすいペン型マウス
中でも注目度が高かったのが、サンワサプライのペン型マウス「400-MAWBT202」だ。
多機能ボールペン程度と、やや太めのペン型ではあるが、ペンケースにも入るサイズ感で、一般的なマウスやトラックボールと比べても持ち運びやすさは圧倒的。
クリック操作、特に左クリックにあたる操作は少し慣れが必要だったものの、ペンを持つのは昔から慣れた動作なので、初めての利用でも自然に使えたとか。さらに、例えばカフェなど、外出先の狭いスペースで、普通のマウスを動かすスペースが取れない状況でも、ノートPCのパームレストのスペースでも使えてしまうので、外出先でもマウスを使いたい人にはオススメできるアイテムとのこと。
寝落ち用に最適!? Ankerの睡眠時用イヤホン
ペン型マウスに次いで注目度が高かったのが、Ankerの睡眠用イヤホン「Soundcore Sleep A20」だ。
夜、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くて何度も目を覚ましてしまったり、という悩みを抱えている人は少なくないだろう。ワイヤレスイヤホン自体は珍しくもないが、このイヤホンは就寝時に装着するために工夫されていて、横向きで寝るような状況でも下側の耳への圧迫感が少ないのだとか。
もちろんスマホなどとBluetooth接続してイヤホンとして利用できるが、睡眠用イヤホンならではの機能として、本体内に睡眠サウンドが保存されていて、就寝時にはBluetooth接続することなく睡眠サウンドで眠りにつくことができる。他にも、ノイズを軽減するノイズマスキング機能などもあって、途中で目が覚めることも減ったとか。
デカ過ぎるモバイルバッテリー
今年は新年早々から能登半島で地震が起こり、さらに8月には宮崎県でも地震が発生、それにともなって南海トラフ地震臨時情報が出されるなど、自然災害に対して緊張感が高まることが多かった。そうしたこともあってか、注目度が高かったのがUGREENの「Nexode モバイルバッテリー48000mAh 300W」だ。
今どきモバイルバッテリー自体は珍しくないが、このモバイルバッテリーの特長はそのデカさで、容量は実に4万8000mAhもある。容量の大きさではポータブル電源も人気だが、ポタ電は大きすぎて気軽に持ち運ぶのは難しい。その点、合計300Wで複数のノートPCでも充電できる出力を持ちながら、1437gと片手で持てる軽さというのは、モバイルバッテリー以上、ポタ電未満とちょうどいいサイズ感。アウトドアでの利用はもちろんだが、手軽に持ち運べるので、キッチンやソファーの横など、ちょっと電源が欲しいときに重宝するのだとか。
サーキュレーターがバッテリーで動くと予想以上に便利
今年は猛暑続きだったこともあって、よく読まれたのがSwitchBotの「スマートサーキュレーター(バッテリー式)」だ。
サーキュレーター自体はもはや目新しい製品ではないが、こちらはその名前のとおり、スマート家電としてAlexaなどから音声でも操作できるサーキュレーター。スマホや音声でオンオフできるほか、風量を調整したり、「●時間後にオフにして」といったタイマー設定も簡単にできる。
サイズこそやや大きめというものの、音は静かだし重さも軽く、バッテリー式でどこでも使えるので、仕事部屋からキッチン、洗濯物の部屋干しまで大活躍しているとか。かなり人気の製品のようで、発売してから長らく品薄の状態が続いていたが、記事執筆時点ではAmazonでも販売しているようだ。
軽さは正義!! VAIOのモバイルディスプレイは使い勝手も便利すぎ
コロナ禍もだいぶ落ち着きを見せてきて、リアル出社や出張の機会が増えてきた人も少なくないだろう。そうした中、ビジネスシーンでニーズが高まっているのが、モバイルディスプレイだ。
そんな中、あのVAIOが設立10周年を記念して発売したのが「VAIO Vision+ 14」だ。最大の特長はその軽さ。ノートPCでも使ったことがない最新のカーボン成型技術を使ってフレームを一体成型したことで、軽さと剛性を両立。公称325gだが、レビュー用に借りた製品を実測したらさらに10g軽い315gだったとか。
もうひとつの特長が、そのカバー。移動時にはモニターを保護するカバーになるが、折り紙のように組み立てれば、ディスプレイのスタンドになって、ノートPCと組み合わせて上下2画面のレイアウトが実現できる。さらに裏ワザとして、画面を縦にして置くこともできる。ウェブ会議中に調べ物をするときなど、出先でもノートPCにもう1画面追加できるのはかなり便利だとか。
数字入力はもちろん、「ボスがきた」にも使えるプログラマブルテンキー
ノートPCがメインになって、数字入力が大変になったという人もいるだろう。表計算ソフトなどで数字をたくさん扱う人にとっては、テンキーがないのは致命的だろう。そんなときに便利なのがUSBなどで接続できるテンキーデバイスだが、ここで紹介しているのは、テンキーにプログラマブルキーボードとしての機能も持たせたサンワサプライの「プログラマブルテンキー(有線モデル)NT-26UBK」だ。
通常のテンキーに加えて、ショートカットなどを登録可能なファンクションキーを持つ。さらに、3つのモードを切り替えが可能で、Mode2と3では、数字キーにも自由に機能をアサインできる。
登録できるのは、ショートカットキーや複合キーだけでなく、マウス操作や、定型文などの文字列を登録することもできる。しかもそれらの設定をテンキー自体に保存すれば、他のPCに繋いだときも同じ操作が利用できる(一部機能を除く)など、なかなかの優れものだとか。
1本でUSB Type-AもType-CもMicro USBもLightningも対応!? 読者もびっくりの変わり種ケーブル
Amazonで見つけた変わり種のUSBケーブルをいろいろ試してみたのがこの回。
中でも特に変わり種で、読者のリアクションも大きかったのが、ローリングスクエアの「inCharge XL 6in1」ケーブルだ。6in1の名前のとおり、コネクター部分が変形可能で、USB Type-AやUSB Type-C、Lightningコネクターなどに変更できる。
驚きなのは、一見ただのLightningコネクターに見えるのが、Micro USBにも使えるという点。さらに2つ折りにしてマグネットで固定でき、筆入れなどにもちょうど収まるサイズ感で持ち運びに便利なため、カバンに常備しておくようになったのだとか。
ほかにも、使用電力が見えるUSBケーブルや、結束バンドがなくても磁力でかってにクルクルまとまるLightningケーブル、240Wという大容量の出力にも対応し、合体していろいろ使えるUSBケーブルなど、変わり種のUSSBケーブルをいろいろと紹介している。
なお、INTERNET Watchの「テレワークグッズ・ミニレビュー」では他にもたくさんのテレワークグッズを紹介しているので、ぜひバックナンバーも参照していただきたい。