仕事場は見た目もBGMも「ゴチャゴチャしている環境」が好みです

　フリーライターの武者です。前回に続き、いちフリーライターの在宅ワーク環境をレポートします。

シンプルなスタイルに憧れつつ、実際には「情報量満載」の仕事場

　ときにはノートPCを持って誰もいない公園や河原に行き、アウトドア感を味わいながら仕事するときもありますが、仕事の基本は自宅。このごっちゃりとした情報量満載の仕事場で原稿を記しています。

ゴチャゴチャの仕事場

　テーブルの上にはモニター、キーボードとマウスが1つずつ。そんなスタイルに憧れもするのですが、手に届くところにアレもコレもそろっていないと結局効率が悪い人種なんだなと思い知ってもう20年になるでしょうか。

　次回、仕事スペースをアップデートするときは、40インチ超の4Kモニター1枚にまとめたいと考えておりますが、そんなイベントが発生するのはいつの日か。

　ともあれ現在の環境です。PC、モニターは昨年と変わらず、Core i7 9700K、64GB RAM、GeForce RTX 2080 SUPERの「HP OMEN Obelisk 875」に、32インチ4Kモニター1枚と24インチフルHDモニター2枚の組み合わせ。マウスもエレコムの「M-DUX50」を使い続けています。実勢価格が2000円台と格安なので、調子が悪くなったときに備えて2つ買い足しました。

　キーボードはテンキーレスの「HHKB Professional HYBRID Type-S」に、動画編集用の「DaVinci Resolve Speed Editor」の組み合わせ。動画編集ソフトはAdobe派でしたが、最近はDaVinci Resolveの使い方をマスターできるよう修業中です。

キーボードは、HHKBとSpeed Editorを併用

マッサージシートや冷えピタで仕事疲れの身体もケア

　ゲーミングシートに、ドクターエアの「3Dマッサージシート プレミアム」をin。休憩中に腰から肩にかけて癒やし揉みをしてくれるし、背もたれの位置が手前となり座面の長さが気にならなくなりました。

ゲーミングシートに3Dマッサージシートをドッキング

　しかし座面部のマッサージャーでツメを研ぐ猫を見て、これは危ないと背もたれのマッサージャーだけの状態にカスタム。ちょっともったいなかったけど仕方ありません。

　癒やしといえば、冷えピタ系の冷却シートと、トクホンも僕にとっては大事なアイテム。これらのグッズは底上げしたモニタースタンドの下に差し込み、いつでも使いやすいようにセットしています。

冷却シートとトクホンを常備

　モニタースタンド周りのデッドスペースには、GoProやInsta360、DJI Pocketといった小型のカメラ置き場としました。そうそう使わないカメラゆえに、充電状態が確認しやすい場所に置けるようにしたんですね。

モニタースタンド周りは小型カメラ置き場に

椅子から立たずに移動できる「物撮りスペース」は音楽鑑賞にも活用

　椅子を90度回転させたところに物撮り撮影スペースを作ってみました。PCデスクから立ち上がらずに、椅子を転がすだけでスタジオに移動できるメリットは絶大であるものの、そこまでズボラでいいんか、という疑問もありますが。

椅子から立たずに移動できる撮影スペース

　基本的には汚れても水拭きで綺麗になるPVCペーパーで白バックとしていますが、60×45cmくらいの板を用いて撮影することも多いですね。

　撮影をしないときは、衝動買いしてしまったラジオ「ICF-M780N」を置いています。今年冒頭に瞬間的なブームとなったClubhouse以来、音楽もいいけどトークもね！という気分になってきたんですよ。Radikoではない理由は、PC操作時に真ん前から聴きたいわけではなく、横ないしは斜め後ろで鳴っていてほしいと思ったから。いつかは整備済みの「スカイセンサー」が欲しいな。

衝動買いしたラジオ「ICF-M780N」

　今ヘビロテしている局として推しのアーティストは誰か、最近すっかり忘れていたけどすっごくいい曲との再会など、ごちゃごちゃしたBGMの中にハッとする思いが生まれるからいいですねラジオって。中古車広告はまだしも、過払い金や治験の広告が入ると気持ちがざわっ……としますが。

　あと、この1年でジャンクなカメラの収集がはかどりました。いつかニコイチサンコイチで直したいと思いつつ、ハンドスピナーよろしく可動部をカチャカチャとやって気分を紛らわしてます。

収集中のジャンクなカメラ

武者 良太

1989年よりフリーライターとして活動。三才ブックスに入社して編集職に就き、退職の後に改めてフリーライター／カメラマン／エディターとして、現在は主にデジカメ、オーディオビジュアル、スマートフォン、PCなどのレビューや市場調査、タイアップ記事の企画・執筆、AIやIoTを活用したビジネス領域のインタビューアーを担当。「ギズモード・ジャパン」「デジモノステーション」「モノ・マガジン」などに寄稿。1971年式。