みんなの在宅ワーク
第88回:佐藤一幸の在宅ワークスタイル
中古のリノベマンションを夫婦リモートワークに向けて最適化
2022年11月15日 06:55
こんにちは。佐藤一幸と申します。株式会社Shiftallというハードウェア開発・量産のベンチャー企業でプロジェクトを推進する担当をしていましたが、先日退職をして現在はフリーで活動しています。
今年結婚したことを機に、中古マンションを購入しました。
前のオーナーがいろいろとこだわってリノベーションしていたことに加えて立地の良さが決め手となって購入を決めましたが、いざ住み始めてみるとリモートワークをする上での課題が見えてきました。
この記事はそんな夫婦の在宅リモートワーク環境整備のお話です。
リビングと作業部屋、それぞれのリモートワーク空間を確保
夫婦どちらも在宅でリモートワークするスタイルなので、ビデオ会議が重なったり、集中して仕事に取り組みたいとき……など別々の空間で作業をしたいときがあります。
そのため、リビングとは別に作業用の小部屋を整備しました。
こちらはダイニングテーブルや棚のあるリビングスペース。妻が結婚する前から手入れしていた緑が癒やしになっているので、緑は今後もっと増やしていきたいと思います。
こちらが作業用の小部屋。シンプルですが机やディスプレイなどリモートワークに必要な環境は最低限そろえました。
外部ディスプレイはデルの24インチ。PC~ディスプレイ間をUSB Type-Cケーブルで接続するだけでディスプレイ出力と給電が同時に行えるのが楽で、とても気に入っています。
別で買ったモニターライトもUSB給電なので、USBポートのあるディスプレイから電源を引っ張ってきています。電源周りは全てディスプレイから供給させるかたちで配線をスッキリさせました。
小部屋はリノベされていないので、今後は壁紙を変えてみたり、ちょっと湿気が溜まりやすいので漆喰を塗ってみたりしてみようかなと思います。持ち家だからこそいろいろと思い切ったことができるのはいいですね。
リモートワークする上で肝心な通信環境の整備に一苦労
もちろん、良いことばかりではなく、リモートワークをする上で一番大事なネット環境の整備には苦労しました。
というのも、1990年代後半に建てられたマンションなので、光回線は最大速度が100MbpsのVDSL方式。実際の回線速度が心配でしたが、スピードテストでは昼夜ともに下り60~80Mbps程度は出ているので、ビデオ会議はそれなりにできる状況と分かりほっとしました。
マンションの管理組合のアンケートでは光配線を希望している世帯がちらほらあるようなので、今後はぜひ変えていきたいところ。
そして回線そのものはOKだったのですが、続いてやってきた課題はWi-Fiの電波問題。リビングにWi-Fiルーターを設置し、離れた小部屋で作業していると、Wi-Fi接続がブチブチ途切れる状況が発生したのです。
そこで、リビングと小部屋の間に位置するキッチンに、中継モードに設定したルーターを配置しました。これで今のところ不自由なくネットできています。
実は、もともとメーカー純正の小型の中継機を購入して改善を図っていたのですが、親機の電波をうまく掴まず改善しない状況でした。
どうしたものかなと悩んでいたところ、世の中のルーターには中継機に切り替える機能があることを知り、試しに秋葉原の中古ショップで1000円で売られていたルーターを中継機代わりにしたところ安定しました。
てっきり「中継機として売られているモノ」だけがその機能を有するものと思い込んでいたのですが、実はほとんどのルーターには中継機能があるようで、もっと早く気付けばよかったなあと後悔しましたが、現状は改善できたので満足しています。
Wi-Fiの電波だけでなく、携帯の電波の掴みが弱いのも悩みの種。貸与されたレピーターというものを設置しましたがほぼ改善せず……。これもどうにかして直したいところです。
住んでみないと分からないことも多く、さまざまな課題はありますが、持ち家だからこそ改善できる幅は広いのでどんどん快適な家にしていきたいと思います! そのご紹介はまた今度させてください。
- メインPC:MacBook Air(M1、2020)
- ディスプレイ:2画面
- キーボード:パソコンのキーボード
- マウス/トラックボール/トラックパッド:MacBook Airのトラックパッドがメイン
- カメラ:内蔵カメラ
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:有線イヤフォン
- ビデオ会議サービス:Zoom、Goole Meet
- 机:無印用品の折りたたみデスク
- 椅子:アーユルチェア
- その他小物:Quntis モニターライト
佐藤 一幸
1993年生まれ。今まではIoT機器の開発や量産マネジメントをしてきました。面白いことを見つけては乗っかって人生を楽しんでいくスタンスで生きています。今は新たに面白そうだと思えることを模索中。Twitterアカウント:@kazu67_