KDDI、携帯電話をかざした方向の情報を表示するアプリを展示


実空間透視ケータイ

 無線通信の専門イベント「WIRELESS JAPAN 2009」のKDDIブースでは、携帯電話で位置情報や方位を利用したインターフェイスを実現する「実空間透視ケータイ」を展示している。

 「実空間透視ケータイ」は、携帯電話をかざした方向の空間情報を直感的に把握できる技術。6軸(加速度、地磁気)センサーから端末姿勢(方向、傾き)を取得することで、端末の位置や姿勢に連動して情報を表示する。

 デモでは、6軸センサーに対応する機種「CA002」や「W62CA」で、「実空間透視ケータイ」の技術を応用した3種類のアプリ「地球アルバム(β版)」「トラベルビューアー(β版)」「MAWARIPO」を体験できた。同コーナーでは時折、順番待ちができるほど来場客の注目を集めていた。

 「地球アルバム(β版)」では、携帯電話で撮影した写真に位置情報を付与し、マッピングする。携帯電話を向けた方角と同じ方角で撮影された写真が表示される。「トラベルビューアー(β版)」では、現在位置情報から周辺のホテルや施設などの写真を、携帯電話を向けた方角に応じて表示する。「MAWARIPO」では、周辺にあるコンビニや飲食店などの情報をアイコンで表示する。なお、「実空間透視ケータイ」、およびデモアプリの商用化は未定という。

技術概要デモ画面


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(野津 誠)

2009/7/23 12:38