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夏休みの宿題・自由研究2011【後編】~調べ学習や工作を効率的にこなそう
前回(http://internet.watch.impress.co.jp/docs/link/20110805_465562.html)に引き続き、夏休みの宿題・自由研究特集をお届けする。後編では、調べ学習や工作、天気関連のサイトをまとめた。夏休みの残り期間も2週間を切っている。最後の数日になって慌てないよう、ぜひ今のうちから効率的に宿題を完了させていこう。
●調べ学習にピッタリ! 官公庁や大手企業のキッズ向けサイト
自由研究やその他調べ学習を効率よく進めるには、情報源の確保がなによりも大事だ。官公庁のキッズ向けサイトには図鑑や統計データベースの系のコンテンツが豊富に揃っているので、これらを利用しない手はない。バーチャル工場見学などを用意した大手企業サイトもチェックしてみるといいだろう。
◆キッズ外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/world/
外務省のウェブサイトで公開中の子供向けコンテンツ。世界の国旗の一覧や世界各地の学校レポートを写真付きで紹介するなど、ビジュアル面での情報が大変豊かで、大人でも十分楽しめる。「世界いろいろ雑学ランキング」もぜひ一読しておきたい。
◆なるほど統計学園
http://www.stat.go.jp/naruhodo/
総務省 統計局によるキッズ向けサイト。日本国内の人口、経済規模、エネルギーなどさまざまな分野の統計をシンプルにまとめている。「自由研究お助け隊」のページも参考にしよう。
◆総務省 情報通信白書 for Kids
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/kids/
おなじく総務省によるキッズ向けサイトだが、こちらはIT分野が対象。インターネットや携帯電話の仕組みを解説している。小学生、中高生、先生/保護者それぞれにページ構成を分けているので、どの世代でも内容も理解しやすいはずだ。
◆国土地理院 子どものページ
http://www.gsi.go.jp/KIDS/
地図や測量についてわかりやすく解説する。地図記号の一覧のほか、地図の作られ方、測量の分野で功績を打ち立てた先人たちの紹介などが読める。
◆インターネット自然研究所
http://www.sizenken.biodic.go.jp/
国内43カ所に点在する国立公園のリアルタイム画像を公開しているサイト。子供向けに特化したページではないものの、写真類が豊富で非常に楽しめる。世界遺産の話題についても詳しい。なお、サイト運営は環境省が行っている。
◆電子政府の総合窓口e-Gov(イーガブ) 子供向けページ集
http://www.e-gov.go.jp/link/kids/
政府の各官公庁が公開している子供向けサイトのリンク集。ここまでに紹介した総務省や外務省以外にも数多くのサイトがあるので、積極的に利用したい。
◆東京ズーネット
http://www.tokyo-zoo.net/
東京動物園協会により、都立動物園の公式サイト。各動物園の施設紹介と並んで、動物図鑑を公開しているのが最大の特徴。中でも、動画が楽しめる「うごく!どうぶつ図鑑」は頻繁に更新が行われており、4月に上野動物園へやってきたばかりのパンダも早速取りあげられている。
◆パナソニック キッズルーム
http://pks.panasonic.co.jp/
家電メーカー最大手「パナソニック」のキッズ向けサイト。イベントの実施レポートなどに加え、読みもの系のコンテンツも豊富。「教室」のページから色々探してみよう。自由研究のアイデア、科学Q&A集などが見つかるはずだ。
◆ナショジオ キッズ
http://www.nationalgeographic.co.jp/kids/
自然や科学をテーマとしたドキュメンタリー番組で知られる「ナショナルジオグラフィック」が、2011年に新設したばかりのキッズ向けサイト。動物の赤ちゃんの写真、落雷の仕組みを解説する動画に加え、ゲームやクイズなども楽しめる。
◆JAXAクラブ
https://www.jaxaclub.jp/
宇宙関係の研究などでおなじみのJAXA(宇宙航空研究開発機構)によるキッズ向けサイト。テキスト形式での最新ニュースに加え、動画なども公開中。また現在、古川聡氏が宇宙に長期滞在中であることを受け、関連するトピックを定期的に取りあげている。
◆日本郵船 NYKキッズ
http://www.nyk.com/kids/
日本郵船(NYK)は海上運輸の分野で世界的な知名度を誇る企業。キッズ向けサイトでは、コンテナ輸送の仕組み解説や船の種類、世界の港一覧といったコンテンツを公開している。
◆ナビポ
http://navipo.jp/
児童書で知られるポプラ社が運営中の子供向けポータルサイト。ずばり、調べ学習をテーマをしており、フリーワード検索で気になる言葉を調べたり、テーマ別のリンク集を利用することが可能。「調べ学習 9つのポイント」もぜひ読んでおきたい。
◆図書館を使った調べる学習コンクール
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/
NPO法人が主催している調べ学習作品のコンクール。「作品づくりのポイント」と題した記事では、おもに図書館活用術を指南している。過去大会の優秀作品を実際に見ることも可能。まとめ方を模索する上で非常に参考になるはずだ。
◆国立国会図書館キッズページ
http://www.kodomo.go.jp/kids/research/use/
http://www.kodomo.go.jp/info/kids/
国立国会図書館のキッズ向けサイト。調べ学習についてのアドバイス集を掲載しており、目的に応じてどのように図書館を利用すればいいかが分かる。また「国際子ども図書館」のウェブサイトでは、キッズ向けページのリンク集も公開中だ。
●工作・自由研究のレシピを探そう!
続いては、工作や自由研究のレシピをより具体的にチェックしていこう。牛乳パックや100円ショップ商品など、身近な素材で作れる例をおもにまとめた。刃物や火を使うケースもあるので、大人と一緒に安全第一でチャレンジしてみよう。
◆エリエール できるかな 工作チャレンジ
http://www.elleair.jp/campaign/dekirukana2010/
「エリエール」ブランドの紙製品を製造販売する大王製紙のウェブサイト。かつてNHK教育テレビで放送された工作番組「できるかな」のキャラクター、ノッポさんとゴン太くんのイラストとともに、ティッシュの空き箱、トイレットペーパーの芯を使った工作アイデア集が掲載されている。
◆雪印メグミルク 知る・楽しむ広場 牛乳パックで作ろう
http://www.meg-snow.com/fun/make/
集団食中毒問題や牛肉偽装事件の発生を契機に、乳業部門の分離や「メグミルク」ブランドの新設など複雑な経緯を経て、2011年から現体制となった雪印メグミルク。一般消費者向けの情報ページにあたる「知る・楽しむ広場」の中では、牛乳パック工作のレシピを掲載中だ。
◆明治の環境活動 飲み終えた牛乳パックでつくってあ・そ・ぼ! リサイクル工作室
http://kankyo.meinyu.jp/kousaku/
菓子・乳製品メーカーの明治が取り組んでいる環境対策について紹介するページ。牛乳パックリサイクルのアイデアの1つとして、びっくり箱やサンバイザー、フリスビーの作り方を写真付きで解説している。同じく牛乳パックを使った紙すきの方法についても詳しい。
◆DyDo キッズ クラブ ペットボトル工作
http://www.dydo.co.jp/kids/petcraft/
コーヒーをはじめとした飲料のメーカーとして知られるダイドードリンコのキッズ向けサイト。空きペットボトルを使った工作アイデアとして、水中輪投げ、ぴょんぴょんタコさん、灯台貯金箱、パタパタ船の4つを掲載中。
◆コアラのマーチ おもしろ工作大募集
http://www.koala-blog.jp/kousaku/
お菓子メーカーのロッテによる特別企画。定番のチョコレート菓子「コアラのマーチ」をモチーフにした工作レシピを募集している。また、ロッテ製品の空き箱や、お菓子そのものをつかった工作ヒント集もあわせて公開中だ。
◆ダイソー スタッフおすすめ! 夏休みの宿題を応援します!
http://www.daiso-sangyo.co.jp/recommend/
100円ショップチェーンでおなじみのダイソーが、自社サイトで公開中のおすすめ商品特集。昆虫採取やポスター書き、自由研究などに役立つグッズを各105円で取り揃えているという。工作の課題には、カラー段ボールや粘土が役立ちそうだ。
◆ボンド キッズ
http://www.bond.co.jp/bond/event/kids/
接着剤メーカーのコニシによるキッズ向け特設サイト。2011年8月から新コーナーの「ボンドで実験」がスタート。第1弾として、木工用ボンドに他の素材を混ぜるとどんな変化を見せるか写真付きで解説している。このほか、通常の工作レシピも豊富だ。
◆マブチモーターKidsサイト Let’s Motorize!
http://www.mabuchi-motor.co.jp/motorize/
産業用はもちろん、ホビー分野への製品展開でも知られるマブチモーター。同社のキッズ向けサイトでは2006年以降、モーターを使った工作アイデア集が毎年更新されている。2011年分は「ロンドンバス」「回転アクアリム」など4種類が公開中だ。
◆エプソン PRINTOWN
http://my.epson.jp/myepson/alluser/printown/
エプソン製プリンター購入者(ユーザー登録者)向けの会員制サイト。季節特集の1つとして、自由研究のまとめに使えるシート、ペーパークラフト型紙などの印刷用データを公開中だ。
◆学研キッズネット 夏休み自由研究プロジェクト2011
http://kids.gakken.co.jp/jiyuu/
本リンク集の前編でも紹介した「学研キッズネット」内の特集記事。醤油、塩、身近な薬などを使った自由研究のアイデアがまとめられている。夏休み終了ギリギリまで宿題をしない悪い子(?)は、「1日でできる! 自由研究特集」をお見逃しなく。
◆NGKサイエンスサイト
http://www.ngk.co.jp/site/
碍子(がいし)や産業用セラミックスのメーカーである日本ガイシのウェブサイトで掲載中のコンテンツ。比較的手軽にできる科学実験のアイデアを多数掲載しており、実験にかかる時間や難易度で検索できる。中には、手作りセンサーを使った放射線測定器の作成方法などもある。
◆オリンパス わくわく科学教室
http://www.olympus.co.jp/jp/event/wakuwaku/
デジタルカメラやICレコーダーのメーカーとして知られるオリンパス。こちらの「わくわく科学教室」では、社員ボランティアサークルがイベントなどで披露した科学実験の例8種類を掲載中だ。自由研究などにも応用できるだろう。材料の手に入りやすさ、実験の難しさでも分類されている。
◆Hondaキッズ
http://www.honda.co.jp/kids/
本田技研工業のキッズサイトでは、サイエンスプロデューサーである米村でんじろう氏による自由研究アイデア集を公開中だ。輪ゴム工作、野菜の根っこ部分を使った水耕栽培などに加え、燃料電池の原理を学べる実験もラインアップされている。
◆サントリー「水育」 やってみよう!水の自由研究
http://suntory.jp/kids/mizu-iku/study/research/
水をテーマにした自由研究レシピ10種類を紹介中。ペットボトルの中に雲を作る実験などは、子供も保護者も興味深く取り組めそうだ。調べ学習に役立つ水関係のヒントも掲載している。
◆Benesse教育情報サイト 自由研究・読書感想文・工作、 どうする?
http://benesse.jp/jiyukenkyu/
http://benesse.jp/education/students/link/link_s/
受験・教育関係の出版物で知られるベネッセが、おもに保護者世代向けに運営しているポータルサイト。特集記事の1つとして、夏休みの自由研究や読書感想文の宿題についてどう指導すべきか提案している。無料会員登録したユーザー向けには「実験!巨大シャボン玉を作ってみよう!」などの動画も公開中だ。リンク集「小学生ベストホームページ」もあわせて活用したい。
◆日本生活協同組合連合会 ココマロの自由研究
http://jccu.coop/kodomo_land/freestudy.html
国内各地の生協が参画する全国規模の連合会が「日本生活協同組合連合会」だ。キッズ向けサイト内の特集記事「ココマロの自由研究」を毎年更新しており、今年2011年のテーマは「節電」。Flashを使った本格的なページ構成となっている。
●夏休みの天気を後から調べるには?
絵日記や植物の観察、あるいは自由研究に必要な天気メモを付け忘れてしまった。そんなときはインターネットの出番だ。各日の空模様、温度などが後からでもチェックできる。サイトによって参照できるデータが微妙に異なるので、上手く使い分けたい。
◆goo 天気 夏休み天気
http://weather.goo.ne.jp/summer/
ポータルサイト「goo」の天気情報ページでは、夏休み期間のみにフォーカスした気象データを掲載中。毎日9・12・15時の空模様、当日の最高・最低気温が観測地点別にチェックできる。
◆tenki.jp 過去天気
http://tenki.jp/past/
日本気象協会の天気情報サイト。「過去天気」のページから、直近約3年分の天候データが閲覧できる。毎日の空模様に加え、当日の最高・最低気温もチェック可能。前年との天候比較をしたい場合に便利だろう。
◆Yahoo!天気情報 過去の天気
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/past/
各観測地点別に直近1年分の天気データを振り返ることができる。「Yahoo!天気情報」ならではの特徴として、毎月ごとの総括文章を読める点がある。例えば2010年8月のページでは「月を通して日本付近で太平洋高気圧の勢力が強かった」とか「全国の77地点で8月の月平均気温の高い記録を更新した」といった言及がなされている。
◆WeatherEye
http://www.weather-eye.com/
伊藤忠テクノソリューションズが公開中の天気予報。トップページ左ペイン中ほどにある「お天気データベース」から、過去の天気をチェックできる。少なくとも数年分の天気および最高・最低気温データが蓄積されているようだ。
◆気象庁 過去の気象データ検索
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/
より詳細な気象情報を長期に渡って調べたい場合は、ぜひ気象庁のウェブサイトを覗いてみよう。1976年以降、なんと約35年分のデータが収蔵されており、各日の降水量、最高・最低・平均気温、風向・風速などが閲覧できる。ボタン切り換えでグラフ化も可能だ。
(2011/8/19)
[森田 秀一]