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Microsoft EdgeでFlashの自動再生がデフォルトで無効化、2017年初頭のWindows 10 Creators Updateで

 米Microsoftは14日、Windows 10の標準ウェブブラウザーであるMicrosoft Edgeで、2017年初頭に提供予定の「Windows 10 Creators Update」において、Flashを再生する際にユーザーの許可が必要となるよう変更を加えることを発表した。

 Windows Insiders向けに近日中に提供されるプレビュービルドに続き、2017年初頭に提供予定の「Windows 10 Creators Update」で、Flashの自動再生を無効にする。これにより、HTML5をサポートしているサイトでは、デフォルトでHTML5が再生されるようになる。

 Flashのみを利用するウェブページを表示した際には、Flashを再生についてのメッセージが表示され、一度のみ許可するか、すべてを許可するかを選べるようになる。後者を選ぶと、Flashを利用するすべてのウェブページで自動再生される。

 Microsoftはブログで、「Flashはウェブ体験に不可欠な要素で、今回の変更はFlashを利用した最も人気のあるサイトには影響しない」としている。また、今後数カ月でMicrosoft EdgeにおけるFlashの利用状況を監視し、自動的に例外とするウェブサイトを減らしていくという。

 HTML5がデフォルトで再生されることについては、「性能、バッテリー駆動時間、およびセキュリティを向上させる」としている。

 Microsoft EdgeではFlashの一部を対象に自動再生が停止することを4月に発表。その後に提供されたWindows 10 Anniversary Updateでは、すでにFlashの自動再生が一部のコンテンツのみに制限されている。