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紙文書・帳票をAIで自動仕訳、PFUのOCR技術を使った「PFU Smart Capture Service」
2018年4月11日 11:45
株式会社PFUは11日、紙文書や帳票のデータ抽出・仕訳をAIで自動化するクラウド型キャプチャーサービス「PFU Smart Capture Service(PSCS)」の販売を開始した。
新たに開発したキャプチャー処理用のプラットフォーム「PFU AI Capture Platform」をベースに、導入サービス、キャプチャー処理、運用サービスを提供。同プラットフォームは、PFUが販売するイメージスキャナーやドキュメントのデジタル化・OCR技術、ABBYY株式会社のインテリジェントキャプチャー機能をベースに商品化したもの。大量のドキュメント処理の問題であった人手による分類、データエントリー、目視確認を、AI技術(ルール定義・機械学習・ディープラーニング)を活用して自動処理する。
商品体系は「基本サービス」「インテグレーションサービス」「運用オプションサービス」で構成される。基本サービスは、ドキュメントの取り込みから画像処理、帳票識別仕訳、OCR処理、結果確認・修正・データ連携まで一連作業を行うクラウドサービス。読み取り枚数に応じた年額固定のプランで、「プランS」(2万枚/年)、「プランM」(4万枚/年)、「プランL」(12万枚/年)をラインアップ。3000枚分を追加購入できるパックも用意されるほか、事前検証用として利用できる「トライアルサービス」(1000枚/月)も提供する。年間4万枚の処理を前提としたPCSCの概算費用はおよそ100万円/年になるとしている。
インテグレーションサービスは、環境設定、運用設定など稼働までの導入支援を行うもの。また、運用オプションサービスは、OCR読み取りを前提とした帳票のデザイン・チューニング支援などを行う。
支払請求業務(経理部門)でのサービス利用例
1)事務センターで紙の請求書をスキャンしてPSCSにアップロード
2)PSCSでOCR処理を行い、必要箇所をデータ化
3)事務センター側で確認修正後、データを出力
4)データはRPA(Robotic Process Automation)を利用して業務システムに自動でデータ入力し、支払い処理を実施
さらに、イメージファイリングサービスを追加することで、請求書イメージを業務システムから直接参照することもできる。