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DXアンテナのWi-Fi高速化技術が普及モデルにも、IPv6 IPoEにも対応の11acルーター、エレコムが発売

トレンドマイクロのセキュリティ機能も搭載

 エレコム株式会社は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応Wi-Fiルーターの新製品「WRC-1167GST2」を8月上旬に発売する。価格(税別)は8970円。DXアンテナの高速化技術を採用するほか、IPv6 IPoEに対応するのが特徴。

 最大通信速度は、5GHz帯接続時867Mbps、2.4GHz接続時300Mbps。2×2のMU-MIMOやバンドステアリング、「ビームフォーミングZ」にも対応するほか、2017年3月に子会社化したDXアンテナ株式会社と共同設計した「ハイパワー内蔵アンテナ」を5/2.4GHz帯用にそれぞれ2本ずつ内蔵。これによりWi-Fiの通信範囲とスループットを向上しているという。

 IPv6 IPoEへの対応では、日本ネットワークイネイブラー(JPNE)が提供するMAP-E方式を採用した「v6プラス」、インターネットマルチフィード提供のDS-Lite方式を採用した「transix」などのIPv4 over IPv6接続サービスでの利用が可能。

 また、トレンドマイクロの技術を採用したセキュリティ機能を搭載しており、ウェブサイトブロックやネットワーク内機器の脆弱性防御、外部への不正な通信のブロックといった機能を提供する。

 このほか、SSIDとパスワードをほかのWi-FiルーターからWPSを用いて移行できる「らくらく引越し機能」、子どものネットの使いすぎを防止する「タイマー&スケジュール」、ゲスト用SSIDを提供する「友だちWi-Fi」の各機能を搭載。PCやスマートフォン単体でウェブブラウザーから初期セットアップが行える「かんたんセットアップ3」にも対応する。

 ルーターモードのほか、アクセスポイント、中継器、子機の各モードでの動作に対応。有線ポートはギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポート。本体は縦置きのほか、横置きや壁掛けでの設置にも対応する。本体サイズは約141×36.5×160mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約310g。