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セットで2万を切るメッシュWi-Fi対応ルーターと中継機、エレコムが発売

 エレコム株式会社は、家中すみずみまでWi-Fiが繋がる「メッシュWi-Fiシステム」を手軽に導入できる独自の「e-Mesh」対応製品を8月下旬に発売する。価格はルーター単体モデル「WMC-M1267GST2-W」が1万260円、中継機単体モデル「WMC-S1267GS2-W」が9620円、ルーターと中継器各1台のスターターキット「WMC-DLGST2-W」が1万7740円(いずれも税込)。

 メッシュWi-Fiシステムは、ルーターに組み合わせて、中継機をWi-Fiの電波が弱い場所に設置し、家中くまなく安定した通信を可能にするもの。Wi-Fi子機から1つのSSIDへ接続すれば、自動的に最適な経路でWi-Fiに接続できる。

ルーターと専用中継器各1台をセットにしたスターターキット「WMC-DLGST2-W」
e-Mesh対応ルーター「WMC-M1267GST2-W」
e-Mesh専用中継器「WMC-S1267GS2-W」

 エレコムのe-Meshでは、ルーターと中継機のWPSボタンを押すことで相互に接続でき、中継機は複数を設置可能。また、セットモデルではWPSボタンの押下すら不要で、電源をオンにするだけでメッシュWi-Fiを構築できるという。

 ルーター、中継機ともに、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応し、通信速度は最大867Mbps(5GHz帯接続時)または400Mbps(2.4GHz接続時)。DXアンテナのノウハウを活かした4本の内蔵アンテナを搭載。MU-MIMO、ビームフォーミングZにも対応する。

 また、日本ネットワークイネイブラー提供の「v6プラス」(MAP-E)、インターネットマルチフィードの「transix」、BIGLOBEの「IPv6オプション」、NTTコミュニケーションズの「OCNバーチャルコネクト」の各IPv6 IPoE接続サービスに対応する点も特徴。

 トレンドマイクロの技術を採用したセキュリティソリューション「Trend Micro Smart Home Network」を搭載し、悪質なウェブサイトのブロック機能に加え、脆弱性を狙う攻撃、情報漏えいを伴う外部への不正な通信もブロックする。

 移行元のSSIDとパスワードをWPS経由で転送できる「らくらく引っ越し機能」、ペアレンタルコントロール機能「こどもネットタイマー3」、2.4GHz帯のみをゲストに提供できる「友だちWi-Fi」などの機能も搭載する。

 ルーター/中継機とも背面にギガビット対応のLAN×4ポート、WPSボタン、リセットボタンを搭載。ルーターはWAN×1ポートと動作モード切替スイッチも装備する。本体サイズ(幅×奥行×高さ)は、ルーター/中継機ともに約141×36.5×約160mm。重量はルーターが約310g、中継器が約305g。