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動き始めた「Society 5.0」を夢で終わらせないために

「CEATEC 2019」で「Society 5.0」に関する冊子を無償配布

 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、冊子「Society 5.0 -未来の社会をデザインする-」を発行し、10月15日に開幕する「CEATEC 2019」の会場などで無償配布する。Society 5.0に向けた最新動向の紹介はもちろん、技術解説や産業革命史、未来年表などのコンテンツが盛り込まれている。また、PDF版はJEITAウェブサイトにてダウンロードすることができる。

 JEITAは事業計画の基本方針に「Society 5.0の推進」を掲げている。一昨年、昨年に続き、3冊目の発行となる今回の冊子は、今までの「Society5.0を紹介する冊子」というコンセプトから「Society 5.0の未来をデザインする人たちのための冊子」へと大きく転換し、これからの未来をデザインしたい人たちに向けて、未来を考える上での必要な情報をまとめたという。

「Society 5.0 -未来の社会をデザインする-」内コミック「未来は君の手に」より

 本冊子の編集人を務めた、JEITA経営企画本部政策渉外部広報室長の吉田俊氏は次のように語っている。

 「持続可能な経済成長と社会課題解決の両立を目指すSociety 5.0は、未来に向けた大きなビジョンです。とはいえ、未来のことは分からないことが当たり前。むしろ大切なことは、Society 5.0の未来はどうなってほしいのか、どんな社会でどのような暮らしをしたいのか、自分自身で考え、参画し、主体的に社会をデザインしていくことだと考えています。次世代を担う方々にぜひこの冊子を手に取っていただき、未来について考え、自ら新たな一歩を踏み出す一助となれば、この上ない喜びです。」