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4180円の業務ソフト「かるがるできる21」シリーズ発売、上位版の「らくだ21」も~BSLシステム研究所

 株式会社BSLシステム研究所は、給料・販売・会計・在庫管理・顧客管理・確定申告などのデスクトップソフトの新バージョン「かるがるできる21シリーズ」および「らくだ21シリーズ」の全14製品を10月15日から店頭販売する。対応OSは、Windows 10/8.1。

 かるがるできる21シリーズは、一律4180円(税込)の低価格帯の業務ソフト。ラインアップは、「かるがるできる給料21 給与計算・明細印刷+賃金台帳」「かるがるできる販売21 見積・納品・請求書+領収証」「かるがるできる出納21 現金・預金出納帳+小口現金」「かるがるできる在庫21 在庫管理+棚卸」「かるがるできる顧客21 顧客管理+宛名印刷」「かるがるできる青色申告21」の6製品。購入から1年間、法律や制度の改正などが反映される保守サポートが利用できる。

「かるがるできる21シリーズ」

 らくだ21シリーズは、かるがるできる21の上位版。8製品をラインアップしており、「給料らくだプロ21」が2万1780円、「給料らくだ21 普及版」が1万4080円、「販売らくだプロ21」が2万1780円、「販売らくだ21 普及版」が1万780円、「出納らくだ21」が9900円、「在庫らくだプロ21」が2万1780円、「会計らくだ21」が1万3200円、「青色申告らくだ21」が9900円(価格はいずれも税込)。購入から15カ月間は、税関連の法律改正や祝日関連の改正などに対応する。

「らくだ21シリーズ」

 低価格帯のかるがるできる21シリーズと上位版のらくだ21シリーズでは、同じ業務のソフトでも利用できる機能が異なる。

 例えば、個人事業者向けの確定申告のソフトは、「かるがるできる青色申告21」と「青色申告らくだ21」の2製品が用意されている。「かるがるできる青色申告21」は、簡易簿記方式のため、青色申告特別控除は10万円だ。

 一方の「青色申告らくだ21」は、複式簿記方式のため、55万円の青色申告特別控除に対応している。また、所得税青色申告決算書、収支内訳書、確定申告書Bの作成が可能。減価償却費、家事按分などの会計処理も行える。

「かるがるできる青色申告21」のトップ画面。5つの帳票の記載ができる
「青色申告らくだ21」のトップ画面。「かるがるできる青色申告21」のトップ画面と比べて、総勘定元帳、仕訳帳が追加されている。また、出納帳は現金出納帳と預金出納帳の2つに分けられている

 旧バージョンと比較すると、「販売らくだプロ21」「販売らくだ21 普及版」「かるがるできる販売21」は、軽減税率の区分記載が分かりやすいデザインの伝票が発行できるようになった。

 また、令和2年の年末調整は「給与所得控除の引き下げ」「基礎控除の引き上げ」「所得金額調整控除」「配偶者・扶養親族等の合計所得要件等の見直し」など、令和元年度分と比べて多くの変更がある。そのため「給料らくだプロ21」に対して、年末調整対応版が提供される。

 BSLシステム研究所によると、かるがるできる21シリーズは「低価格でシンプルな機能の業務ソフトシリーズ」「とにかく安く、すばやく業務を行いたい方に最適」だという。一方のらくだ21シリーズは「充実した機能や広い利用範囲、そしてさまざまな集計から分析まで行いたい、といった幅広いニーズに対応した業務ソフトシリーズ」といった位置付けだとしている。