ニュース

マネーフォワードの確定申告アプリでe-Taxまで可能に、個人事業主・副業の確定申告がスマホで完結

 株式会社マネーフォワードは9日、クラウド型確定申告ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」のスマートフォンアプリにおいて「電子申告機能」を提供開始したと発表した。ICカードリーダー対応のスマートフォンであれば、別途ICカードリーダーを用意することなく、確定申告書類の作成から、マイナンバーカードの読み取り、申告書類の提出まで、同アプリで完結できるとしている。Android 6以上、iOS 13以上に対応する。

 マネーフォワード クラウド確定申告を使った電子申告までの流れは以下のとおり。

  1. 同アプリに、銀行口座やクレジットカードなどの金融関連サービスを連携する
  2. 経費や売上などの明細データを仕訳登録する
  3. 氏名や住所などの必要事項を入力し、申告書を作成する
  4. e-Taxの利用者識別番号および暗証番号(e-Taxのログイン情報)を取得する
  5. 利用者識別番号および暗証番号を入力し、マイナンバーカードを読み取る
  6. 申告書を提出する
  7. 提出後、e-Taxのメッセージボックスで申告書の受付結果を確認する

 マネーフォワード クラウド確定申告は、連携させた銀行口座やクレジットカードなどの金融関連サービスの明細データを自動取得し、仕訳や申告書の作成が簡単に行えるサービス。利用料金(税別)は、副業などで確定申告をする必要のある人向けの「パーソナルミニ」プランが月額980円または年額9800円、自営業や個人事業主として確定申告をする必要のある人向けの「パーソナル」プランが月額1280円または年額1万1760円、さらに電話サポートも提供される「パーソナルプラス」プランが年額3万5760円。「パーソナル」プランについては、1カ月間無料のトライアル利用が可能だ。

 マネーフォワードでは、さらに年内をめどに、「マイナポータル」と連携し、マイナポータルに登録された保険料控除証明書や医療費情報のデータを取得し、確定申告書を作成できる機能を提供開始予定だ。

「INTERNET Watch」ではこのほかにも、確定申告の基礎知識、e-Taxのメリット/デメリットから、確定申告ソフトの使い方、マイナンバーカードを読み取る際に必要なICカードリーダーライターの情報まで、確定申告に関する記事を多数掲載しています。まとめページ『確定申告の期間はいつまで? e-Taxのやり方は?【令和2年分(2020年分)確定申告まとめ】』よりご参照ください。