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総務省のWi-Fiセキュリティ対策講座がドコモ「gacco」で配信、インプレスが講座動画を制作
2021年2月10日 08:00
株式会社インプレスと株式会社ドコモgaccoは、総務省「無線LANのセキュリティ確保のためのオンライン教育コンテンツを活用した周知広報業務」の一環として、令和2年度版の無線LAN・公衆無線LAN利用時のセキュリティ対策に関するオンライン講座「これだけは知っておきたい無線LANセキュリティ対策」を2月12日から3月24日まで開講すると発表。無料の受講者募集を2月8日から開始している。
無線LAN(Wi-Fi)は、観光・ビジネス・防災など、さまざまなシーンでの普及や活用が進んでいる。総務省では、セキュリティ対策が十分でないWi-Fiも多く、そうしたものを踏み台にしたサイバー攻撃や情報漏えいなどが発生する恐れがあるとして、利用者のセキュリティ意識向上を目的に、オンライン講座を用いた啓発を一昨年から実施している。
3回目となる今年は、Wi-Fiを利用する際のリスクとセキュリティ対策の方法を学び、周囲にもセキュリティ対策の方法を伝えられるようになることを目指すオンライン教育コンテンツについて、総務省からの受託でインプレスが講座の動画をリニューアルしつつ追加でも作成。公開オンライン講座プラットフォームである「gacco」で配信する。
講座は全11回の講義で構成され、第1~4回がWi-Fiや公衆無線LAN利用時の事例紹介。第5~8回が具体的なセキュリティ対策方法の紹介となる。第9回では講義のフォローアップとなるWi-Fi最新規格や最新セキュリティ対策、第10回ではWi-Fiや公衆無線LAN利用時に注意すべきポイント、第11回ではWi-Fiサービスの提供者から見たWi-Fiや公衆無線LANセキュリティが紹介される。
- 第1回 もっとつながる・使える 公衆無線LAN <Wi-Fiの技術>
- 第2回 とっても危険! 「野良Wi-Fi」
- 第3回 そのWi-Fi、本物ですか?
- 第4回 さまざまな公衆無線LANサービスを知ろう
- 第5回 Wi-Fiの接続と暗号化の仕組み
- 第6回 安全なWeb利用の方法
- 第7回 自分で重要な通信内容を守る
- 第8回 より安全・安心にWi-Fiを使うために
- 第9回 Wi-Fi規格の最新動向
- 第10回 無線LAN利用時に注意すべき3つのポイント(3月上旬公開予定)
- 第11回 提供者視点からみた無線LANセキュリティ(3月上旬公開予定)
なお、第1~4、9、10回は大阪大学教授の猪俣敦夫氏、第5~8、11回は国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンター主任研究員の横山輝明氏が講師を担当。2週間の受講後には、6問の選択式問題が最終課題として出題される。
受講にあたっては、gaccoの会員登録と、講座の受講登録が必要となる。