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三井住友銀行を装うフィッシングメール、件名は「【三井住友銀行】から重要なお知らせ」

個人情報の再確認のためとして口座情報などを詐取

 三井住友銀行をかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは7月5日11時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ

 フィッシングメールの件名は「【三井住友銀行】から重要なお知らせ」。メールの本文は以下のような内容になっており、セキュリティシステムのアップグレードのため登録された個人情報を再確認する必要があるとして、本文中のURLにアクセスするように誘導している。

この度、当社はセキュリティシステムの大幅なアップグレードを実施しているため、ご登録された個人情報を再確認する必要がございます。
つきましては、以下へアクセスの上、ご登録された個人情報の確認にご協力をお願い致します。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先は三井住友銀行のインターネットバンキングサービス「SMBCダイレクト」を装ったウェブサイト。口座番号または契約者番号、および暗証番号を入力してログインの操作をすると、続けて携帯電話番号や暗証番号、生年月日などの入力を求められる。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

https://www.smbc-●●●●sk.com/

 同協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。